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英語に強くなる小学校選び2024 AERA ENGLISH表紙

英語に強くなる小学校選び2024

Top Interview アオバジャパン・バイリンガルプリスクール

「遊び」と探究型学習で
身につく
自主的に学ぶ力

島野 歩 校長

Masaki Kobayashi 小林 昌樹 校長 (用賀キャンパス)

ウェブデザイン/ヨネダ商店 企画・制作/AERA dot. ADセクション、株式会社シーエム

今年開校したアオバジャパン・バイリンガルプリスクール用賀キャンパス。
アオバジャパン・インターナショナルスクールの姉妹校として、探究型学習、バイリンガル教育に力を入れる。「遊びから学ぶ」という用賀キャンパス校長の教育理念のもと、環境が整えられたキャンパスも特徴だ。

「遊び」にこだわる環境で心身を健やかに育む

アオバジャパン・バイリンガルプリスクール用賀キャンパスのクラスルームに一歩入ると、大きな窓から木々の緑が目に飛び込んでくる。広々としたこの部屋では、子どもたちが絵を描いたり、工作をしたり、様々な探究活動に取り組む。

同キャンパスの小林昌樹校長は、玩具メーカーで子どもの遊び場などのデザインを手がけた経験から、「遊びの環境」づくりにこだわりを持つ。

「子どもは遊びから様々なことを学ぶと考えています。自然や社会への好奇心、人との関わり方、豊かな感情を育むのが遊びです。こうした遊びを通して子どもの成長を支えるキャンパスにしたいと考えました」

小林校長が考える「遊び」とは普段の生活にも含まれており、そこから多くを学ぶ。

「大人は遊びと勉強、仕事を分けますが、子どもはそうではありません。大人が『ここでは〇〇をして』と指示するのではなく、この場所では今、何をするのか、子どもたちが自分で判断するようになってほしいのです」

子どもたちの年齢や実施するプログラムなどによって、クラスルームの使い方を自由に変えることができるように可動式の家具を採用。

「一つの大きなクラスルームを家具で区切りクラス別に使うことによって、異年齢の関わりが豊かになる環境を目指しています」

室内だけでなく、馬事公苑や東京農業大学のキャンパス、大きな公園などがある緑豊かな周囲の環境も格好の遊び場だ。

「小雨程度であれば、外に出かけます。地域の人々との交流も大切に、社会の一員としての視点も育てたいと考えています」

クラスルームの中心に立つライブラリーツリー

英語で行う「探究型学習」学び続ける姿勢を養う

「遊び」を大切にする教育は、同キャンパスが取り組むIB(国際バカロレア)教育をベースにした「探究型学習」にも通じる。IBの本質は能動的に学ぶ姿勢を身につけることにあり、子どもたちは設けられた六つのテーマに沿って、自ら課題を探究し、理解するプロセスを踏む。たとえばテーマの一つ「地球を共有する」なら、蛇口を捻って「この水はどこからくるの?」と子どもたちが疑問を持つところから始まる。友達や先生、時には家族と協力して考え、雨や山、川などの自然に着目したり、身の回りで水がどのように活用されているか調べたりする。そして、どうしたら大切な水を守ることができるかを自分で考えるようになる。

探究型学習で使われる言語は英語だ。バイリンガル教育を採用する同キャンパスでは午前は英語、午後は日本語を使い、全体では英語が8割ほどを占める。小林校長によると、子どもたちは自然に英語をツールとして捉え、「英語で」学ぶ力を身につけるという。

「子どもたちの好奇心は無限大で、何にでも興味を持ち、そこから思考力や判断力の育成につながります。探究型学習を通して、一生涯、学び続ける姿勢を養うのです」

国際バカロレアの探究型学習×STEAM教育

School Data

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