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英語に強くなる小学校選び2024 AERA ENGLISH表紙

英語に強くなる小学校選び2024

Top Interview 文教大学付属小学校

「失敗を恐れず
冒険ができる子」を
育てていく

島野 歩 校長

Ayumi Shimano 島野 歩 校長

ウェブデザイン/ヨネダ商店 企画・制作/AERA dot. ADセクション、株式会社シーエム

体験こそが子どもの心に火をつける

5月、3、4年生による八ヶ岳自然教室で印象的な場面がありました。田植え体験での出来事です。「どろどろだ!」「怖い!」「かえるがいる!」と口々に言っていた子どもたちはやがてそれぞれのきっかけで水を張った田んぼに足を踏み入れました。その最初の一歩こそ、私たちが大切にしているものです。

一人ひとりに目の行き届く環境のなか、私たちは「失敗を恐れず冒険ができる子」を育てたいと考えています。「できないかもしれない」と立ち止まっていては前に進めません。成功するかどうかは関係なく、思い切って一歩を踏み出し、体験すること!このことで私たちは、子どもの心に火をつけたいのです。冒険させたいのです。冒険には「わくわく感」がつきものであり、自分への期待感が成長を促してくれます。

最初の一歩を踏み出すには自信が必要です。自信とは自分の価値や力を信じる心であり、自己肯定感がその土台になります。「自分は自分でいいんだ」という思いを強めるため、私たちはそれぞれの「好きなこと」や「得意なこと」に常に目を配っています。毎週全校朝礼では自分が調べたことや好きなこと、得意なことを発表し、それぞれの「楽しい!」を受け入れ合います。周囲に認められることで自己肯定感を強めた子どもたちのなかには全国珠算競技大会「そろばんクリスマスカップ」で優勝した子や、「小学生駒姫名人戦」という将棋の大会を制覇した子がいます。けん玉が得意な子もいますし、物づくりに没頭する子もいます。それぞれが自分のやり方やタイミングで一歩を踏み出し、「わくわく感」の伴ういくつもの「冒険」を続けることがとても大切だと考えています。

「自分は自分でいいんだ」という思いを強めるため、それぞれの「好きなこと」や「得意なこと」に常に目を配る教育を行っている

放課後補習で、学びを支援

学習も「冒険」の一つです。私たちは進路を決める4年生の段階で「何をやりたいの?」「何になりたいの?」との問いかけから進路指導をはじめます。偏差値による輪切りの進路指導は行っていません。「好きなこと」や「やりたいこと」を追究していくことこそが将来、自分の強みを社会に貢献していこうとする気持ちにつながると考えるからです。もちろん、学習面をおろそかにするわけではありません。4年生以上を対象に中学への進路を見据えた放課後補習を行っており、一人ひとりの学びを支援しています。

子どもたちは各々の「冒険」の主人公です。お互いを受け入れ合う6年間を通じて、失敗を恐れずに自己肯定感を強めることが、主人公たちの未来を照らしてくれるはずです。

Topics

「本物と出合うことで子どもの心に火をつけたい」という教育方針から体験学習を重視。全学年が参加する「尾瀬自然学校」など、校外に飛び出して子どもたちの好奇心を高めている。地引き網体験や酪農体験、田植え体験などには学びの根底と考える「わくわくどきどき」があり、トライ&エラーをくり返し、チャレンジする気持ちを育てる。

桐澤 夏実さん
女子学院中学校1年生

卒業生の声

 魅力しかない学校です。校長先生を含む先生方がいきいきとしていますし、学校の雰囲気は落ち着けますし、校外での学びも多く、楽しい6年間を過ごせました。学年が上がるにつれて先生方からの信頼感が強まり、主体性が伸びた気がしています。1年生から文章を書いたり調べ学習をしたりする機会が豊富で、どう書いたら伝わるかという力も養われました。志望校の過去問を教えてくれる先生もいて、受験サポートも手厚かったです。

受験情報

「お子さんの内なる好奇心や、親御さんが自分のことは自分で取り組む自律を促しているか重視しています」(島野校長)。2024年の募集要項は、第1回の募集人員が50人、第2回が若干名。入学考査は、親子面接、ペーパーテスト、行動テストによって行われる予定だ。第1回の郵送受付は10月10日~10月27日までで、第2回は窓口受付のみ。入学考査の過去問題は学校の公式ホームページで確認することができる。

文教大学付属小学校
文教大学付属小学校文教大学付属小学校
〒145-0065 東京都大田区東雪谷2-3-12
TEL.03-3720-1097
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