コロナ禍などの様々な困難に見舞われても、SDGsに着実に取り組んできた大学と企業がある。2030年が迫る今、どのように目標を達成していくのか。また、ポストSDGsの時代に向けて、何をすべきなのか。8校と4社が、今後を語り合う。
取材・構成/株式会社POW-DER 座談会・インタビュー原稿/松田明子
座談会撮影/鈴木克典 イラスト/寺門朋代 デザイン/スープアップデザインズ 制作/朝日新聞出版メディアプロデュース部ブランドスタジオ 企画/AERA dot.AD セクション
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「SDGs」にとっつきにくさを感じている人も、たくさんいるんじゃないでしょうか。私も2年前に「SDGs People」に選ばれたときは、「私にできるのか」と、すごく不安になりました。ただ、そこから調べ始めて興味を持てたのが、目標12「つくる責任 つかう責任」です。もともと、お気に入りの洋服が似合わなくなっても捨てられなくて、別の形にリメイクして使うことが好きで。それが「アップサイクル」として、目標12につながることに気がついたんです。
そこから、自主ブランド「ウィ・ユー」のアイデアが生まれました。コンセプトは「ライフwith推し」。アーティストの方たちが着ていた衣装を譲っていただき、それをアップサイクルして販売するブランドです。〝推し〟と一緒にいるかのように感じられる幸福感と、SDGsへの貢献がセットになっていて、SDGsに興味がない人にもアプローチできればと思っています。
POINT
「地球のため」と「自分のため」がセットになると続けやすい!
SDGsのアクションは、「自分だけが頑張っているのでは?」と思ってしまうと続けにくいもの。「マイボトル選びが楽しい」「外食の注文時は食べきれる量に調整をお願いすることで、自分の体調管理にもつながる」など、自分にも付加価値があることから取り組むのがおすすめ。
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2030年には、SDGsの考え方が、特別なことではなく、生活の一部のようになっていればいいですね。私も17の目標を知ってから、日常の中にもSDGsの要素がたくさんあることに気がつきました。だから、いま踏み込みづらいと感じている人は、どれか一つでも、自分が気になる目標を探してみてほしいです。一つ見つかれば、その隣の目標も気になり始めるし、きっと日常の中に散らばるSDGsに気がつくはず。そんな風に、一つのことから、SDGs全体へ無理なく興味を引き出していけばいいんじゃないでしょうか。
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衣装協力/フミエタナカ 撮影/武藤奈緒美 ヘアメイク/菅野史絵 スタイリング/町野泉美