失敗も間違えも受け入れてあげる
私たちは子どもたちの「知りたい!」「やってみたい!」という好奇心を何より大切にしています。「わからない」を「わかった!」に、「できない」を「できた!」に変えていく過程で「わくわくすること」が学びの醍醐味に他ならないと考えているからです。本物にふれる感動や楽しさが学びの原動力になるという思いから、1年生から自然を教室にした体験学習を行っています。 日々の授業で大切にしているのは「自分の考えを持つこと」と「自分の思いや考えを表現すること」。教員たちは子どもたちの失敗も間違えも受け入れ、そこにある個々の考えに耳を傾けて、一人ひとりの可能性を引き出していきます。それぞれの知りたいという欲求、小さな気づき、友人とは異なる視点を見落とすことなく、「それがあなたらしさだよ」と価値づけてあげることで、自ら考え、学ぶ姿勢を後押ししています。 「わくわくすること」と「自分の考えを持つこと」を実践するねらいで、2022年度に「STEAM 『B』 TIME」という取り組みを始めました。「STEAM」は一般的に理系に特化している場合が多いですが、私たちは子どもたちの可能性の枠を定めず広げたいと考えます。自分が追究したいテーマを見つけ、調べ、まとめ、発表するという探究の時間を通して、学び方を学びながら「知」を得る楽しさを味わってもらいたいと考えています。