グリーンアスパラガスとベーコンのスパイシー炒め(撮影/写真映像部・松永卓也)
グリーンアスパラガスとベーコンのスパイシー炒め(撮影/写真映像部・松永卓也)

 料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「グリーンアスパラガスとベーコンのスパイシー炒め」。

【作り方のワンポイントアドバイスを写真で紹介!】

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 ゴールデンウィークまであと少し。今年の大型連休は、晴れ晴れとした気分で家族や友人たちとテーブルを囲み、ビールで乾杯したいものですね。旬のグリーンアスパラガスを使った、こんなおつまみをささっと作って、おしゃべりに花を咲かせましょう。

グリーンアスパラガスの根元の硬い部分の皮をむけば、ゆでずに炒められる。(撮影/写真映像部・松永卓也)
グリーンアスパラガスの根元の硬い部分の皮をむけば、ゆでずに炒められる。(撮影/写真映像部・松永卓也)

 グリーンアスパラガスは、塩ゆでしてから炒める場合もありますが、手間は省きましょう。根元の硬い部分をピーラーでむいておけば、生のままでも大丈夫。むしろサクサクとした食感が残って楽しめますよ。

 まずオリーブオイルでニンニク、玉ねぎ、ベーコンを炒めます。ベーコンは、ブロックのほうが歯応えがあるのでおすすめ。これらを香りよく炒めたら、斜め切りにしたグリーンアスパラガスを投入し、少ししんなりするまでさらに炒めます。

カレー粉は加熱しすぎると香りが飛ぶので、塩、黒胡椒とともに最後に加える。(撮影/写真映像部・松永卓也)
カレー粉は加熱しすぎると香りが飛ぶので、塩、黒胡椒とともに最後に加える。(撮影/写真映像部・松永卓也)

 仕上げに塩と黒胡椒だけでなく、カレー粉を加えるのがポイントです。スパイシーな香りが食欲をそそって箸が止まらず、ビールが足りなくなるかも?

(構成/沖村かなみ)

■グリーンアスパラガスとベーコンのスパイシー炒め

【材料】(2人分) グリーンアスパラガス6本、ニンニク1片、玉ねぎ10g、ベーコン(ブロック)40g、オリーブ油大さじ2、塩・黒胡椒各少々、カレー粉小さじ1/4

【作り方】(1)グリーンアスパラガスは根元1/3まで皮をむき、斜め切りで3等分にする。(2)ニンニクと玉ねぎはみじん切りに、ベーコンは拍子木切りにする。(3)フライパンにオリーブ油を入れて中火にかけ、(2)を入れて軽く炒めたら(1)を加え、少ししんなりするまで炒める。(4)仕上げに塩、黒胡椒、カレー粉を加えてさっと炒め、皿に盛り付ける。好みでカレー粉を振る。

【ワンポイントアドバイス】グリーンアスパラガスの根元の硬い部分の皮をむけば、ゆでずに炒められる。

カレー粉は加熱しすぎると香りが飛ぶので、塩、黒胡椒とともに最後に加える。

黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All
黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り

週刊朝日  2023年5月5-12日合併号

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黒田民子

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黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り。

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