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03 コンビニで働くということ

私の仕事道

ローソンで働く「クルー」と呼ばれる人たちが、どのような想いで仕事と向き合っているのか、その「仕事道」を紹介する連載企画。今回は、23年にわたって接客を続け、互いに切磋琢磨しながら、地域や観光に訪れる人々が安心できる店づくりに取り組んだ、ふたりのクルーに想いを聞いた。

文/安楽由紀子 撮影/篠塚ようこ デザイン/スープアップデザインズ
制作/朝日新聞出版メディアプロデュース部ブランドスタジオ
企画/AERA dot. AD セクション

 群馬県を代表する名湯・伊香保温泉まで車で約10分。渋川駅と温泉街を結ぶバスも通る県道沿いに、23年にわたって街の「ほっと」を築いてきたクルーがいる。ローソン渋川明保野店の宮下亜津沙さんと天田ふみ江さんだ。立地柄、平日は地域に住む常連客が多いが、週末はガラッと変わり、観光客が次々に立ち寄る。

「『このお店は元気があっていいね、また帰りに寄るよ』なんて言われたりするとうれしいですね」と宮下さん。

「『お手洗いがきれいでよかったよ』という言葉をいただくことも多くあります。地域活性化の一助になれたら」と天田さん。

 ふたりはこの店が新規オープンしたときから働いている。当時、宮下さんはまだ幼い子どもがいて、自宅近くで気軽にできるパートを探していた。天田さんは子どもが学校に上がり時間に少しゆとりが出たため、歯科衛生士として自治体での健診を担う傍ら、空いた時間を生かしたいと考えた。そんなきっかけで始めた仕事。現在、宮下さんは週6日、天田さんは週5日勤務している。ふたりとも辞めたいと思ったことは「ないですね」と声をそろえる。

観光客からも「また来るよ」安心できる接客を続けて23年

宮下亜津沙さん

天田ふみ江さん

ローソン渋川明保野店 群馬県渋川市

「接客が好きなんです。毎日来てくださる方や、他店を通り越して当店に来てくださる方も多く、お客様から信頼いただいていると感じます。接客で心がけていることは、お客様の好みを覚えて次に来店したときにすぐに対応できるようにすること。たとえばコーヒーにミルクを入れる方にはあらかじめご用意し、たばこもいつも購入される銘柄をすぐ出せるようにしています。観光で来た方もお話しした方は覚えています。『昨年もいらっしゃいましたね』と挨拶すると、驚かれて『また来年、来るからね』と言っていただけます」(宮下さん)

「商品のPOPに気づいてくださって、お客様と会話が広がるとやりがいを感じますね」(天田さん)

クルー同士が助け合う環境で資格取得にもチャレンジ

天田ふみ江さん

ストレス解消法は温泉かと思いきや、「店に来てお客様と接したり、休憩時間にクルーと話したりすることが一番のストレス解消になっています」と天田さん

 心地よい接客は、クルー同士のフォローや、オーナーと店長のサポートがあるからこそ実現できているとも感じている。

「クルーのコミュニケーションが円滑な環境だから、長く続けられています。シフトの都合が急に悪くなったときも、クルーのみんなが『お互い様』と快く調整してくれる。お客様に安心してご来店いただけているのも、クルーがいつもニコニコしているからだと思います」(天田さん)

「オーナーと店長は、お店のことだけでなく生活のことも気にかけてくれる一番の相談相手。子育てで大変だったときもいつも応援してくれました。ここまで仕事を続けられたのも、ふたりのおかげ。本当に安心できる存在です」(宮下さん)

 そんな宮下さんは、ローソンの専門スキルを持ったクルーに与えられる資格「ファンタジスタ」と、さらにその上級資格「グランドファンタジスタ」(マチカフェ部門)を持ち、全国のグランドファンタジスタが競う全国大会に、北関東6県代表として出場した経験がある。真新しいエプロンにクルーみんなが応援のメッセージを寄せ書きし、店舗と宮下さんを紹介するビデオも撮影して挑んだ。

「みんなの応援に感動して涙が出ました。勉強はかなり頑張りました。コーヒー豆の産地、焙煎の仕方、その味……。飲んだときに普通は気づかないような抽出度合いのわずかな違いもわかるようになりました」(宮下さん)

宮下亜津沙さん

宮下さんも「接客していることが楽しいので、ストレスはたまらないんです。もし生活の中で何かあったとしても、ローソンに来れば元気が出ます」と語る

 よりよい接客をめざして努力を続ける宮下さんから刺激を受けた天田さんも、ファンタジスタにチャレンジ。写真をたくさん貼り付け、解説を丁寧に書き込んだ宮下さん作成のノートを受け継ぎ、3度目の試験で合格した。

「ファンタジスタになると、新しいフレーバーが出たときに説得力を持っておススメできます。接客への自信が励みとなり、『これからもずっとローソンで働きたい』と改めて感じました」(天田さん)

「このお店なら安心」と常連客の子どもたちもクルーに

 宮下さんは愛着たっぷりのこの店について「もはや“おウチ(自宅)”よりも“おウチ”です」と表現する。

 月日を重ね、成長した宮下さん、天田さんの娘たち、さらには常連さんの子どもたちもここでアルバイトを経験した。

「みなさん『このお店なら安心して働かせられる』と言ってくださるんです」と天田さん。

 県外から訪れる人、クルー同士やその家族、そして地域に住む人々、みんなの心があたたまる。この店を起点に「ほっと」の連鎖が広がっている。

ローソンカスタマーセンター

0120-07-3963

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