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02 コンビニで働くということ

私の仕事道

ローソン各店で働く20万人の「クルー」と呼ばれる人たちが、どのような想いで仕事と向き合っているのか、その「仕事道」を紹介する連載企画。今回は、子育てをしながら15年以上にわたって働き続けてきた母と、アルバイトを始めたばかりの娘の親子クルーを紹介する。

文/安楽由紀子 撮影/篠塚ようこ デザイン/スープアップデザインズ
制作/朝日新聞出版メディアプロデュース部ブランドスタジオ
企画/AERA dot. AD セクション

 高校2年生の尾鷲 彩さん(写真右)は、幼稚園の時、七夕の短冊に「ローソンの店員になりたい」と書いた。

「物心ついたときからローソンで働くお母さん(尾鷲理恵さん/写真左)を見て楽しそうだなと思って、ずっと『アルバイトできるようになったらローソンで働く!』と言っていました。高校生になって別の仕事も探してみたけど、接客だけでなく厨房調理など、いろいろなことを経験できるローソンがやっぱりいいなと思って」(彩さん)

 彩さんにとってローソンは「第二の家」だ。小さな頃からおやつを買いに行くなどたびたび出入りしていた。

「そのたびにクルーさんに遊んでもらって。なかなかない環境だったと思います」(同)

 その「第二の家」にクルーとして加わったときは、オーナー含めみんなが「あの小さかった彩ちゃんが!」と歓迎した。そして、言葉には出さないが誰より一番喜んだのは、母・理恵さんだった。

「私の仕事を見て『やってみよう』と思ってくれたことを、内心うれしく思いました。それにこの店舗は、クルーがみんな助け合って雰囲気がいい。親としてはどんな職場かよくわかっているところのほうが、安心して働かせられますよね」(理恵さん)

家だけでなくローソンでもお母さんみたいな存在

 理恵さんがローソンで働きはじめたのは、まだ幼い長男を抱えていた2004年のこと。その後、彩さんの出産を挟み、勤続年数は15年以上になる。

 もともとは人前に出ると緊張するタイプ。働き始めてからもしばらくはうまく接客できなかったという。

「いつからか、だんだんと緊張せずにお客様と話せるようになりました。グランドファンタジスタになったことも転機となりました」(理恵さん)

 グランドファンタジスタとは、ローソン独自の認定資格。接客・FF(揚げ物などのファーストフード)・マチカフェ・まちかど厨房の4部門があり、筆記や実技、面接などを経て、ファンタジスタ、グランドファンタジスタとステップアップできる。理恵さんは、16年にマチカフェ部門で認定され、専用の黒いエプロンを授与された。

尾鷲理恵さん
黒いエプロン姿のお母さんは私の憧れの存在!

尾鷲 理恵さん

尾鷲 彩さん

ローソン新厚木高校前店 神奈川県厚木市

普段から推し活も一緒にする仲のいい親子。その秘訣は「引きずらないこと」。どんなにケンカしても、一晩寝たら次の朝はまたいつもどおり

「その頃から、お客様一人ひとりに心地よい店づくりをしたいという気持ちが強くなっていった」という理恵さんは、店内の装飾を担当し、クマのぬいぐるみを手作り。季節ごとに飾り付け、楽しい雰囲気を演出する。常連客から「かわいい」と好評だ。

 クルーの働きやすさにも注力する。課題があれば誰でも意見を言い出しやすく、一緒に取り組める空気を作ってきた。クルー同士のちょっとした行き違いも、間を取り持ち話を聞く。クルーから「尾鷲さんがいると安心する」と言ってもらったこともある。

 そんな理恵さんの気配りを、彩さんはローソンで働き出してから知った。

「ただ単に決められた仕事をしているだけだと思っていたのですが、コミュニケーションノートを見たら、お店をよくするためにみんなに気を付けてほしいことなどが書いてあった。お客様だけでなく、クルーのことも考えて働いているんだな、家だけじゃなくローソンでも“お母さん”みたいな存在だなって思いました」(彩さん)

店内に響く接客のための声のトーンを見習いたい

 彩さんにとって、幼稚園から今に至るまで、理恵さんは憧れの人だ。

「特に見習いたいのは声のトーン。家とは全然違う声なんです。聞き取りやすいし、店全体に響く。セールをしているときなんて、お母さんの声が聞こえないことがないくらい」(彩さん)

 彩さんが働き始めたときは、コロナ禍真っ只中。マスクを着用し、レジ前には感染予防のための透明シートが張られ、理恵さんは「思った以上に大きくはっきりと話さないと、お客様に伝わらない」とアドバイスした。

「声が小さいので『お客様を不快にさせてしまうのでは』と心配しましたが、最近はうまくコミュニケーションをとっていて成長を感じます。私より仕事に慣れるのも早いし、周りを見ることもできていると思う」(理恵さん)

 それを聞いた彩さんは「お母さんは厳しくはないけど、面と向かって褒めることもあんまりない」と照れる。そんな彩さんの今後の目標は「グランドファンタジスタになること」。

尾鷲 彩さん

さまざまな仕事の経験を積む彩さん。理恵さんとシフトが一緒になることはほとんどないが、たまに様子を見られると「緊張する」と語る

「お母さんが一生懸命勉強していたのを知っているから、簡単に合格できるものではないと思うけど、お揃いの黒いエプロンを着たい!」(彩さん)

 理恵さんの目標は「みんなが気持ちよく働ける環境を維持し、お客様に『この店に来てよかった』と思っていただける店にすること」。

 誰もがほっとする店へ──。ローソンの想いは、母から娘へ受け継がれていく。

ローソンカスタマーセンター

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