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マチと地球のために file 04

環境課題の解決を目指し プラスチックから紙、その先へ

海の豊かさを守ることなど、地球環境の保全は「SDGs(持続可能な開発目標)」の重要な要素のひとつ。そのうえで課題の一部となっているのが、海洋に流出するプラスチックごみだ。ローソンは紙製商品容器への変更などを推進し、この問題に取り組んでいる。

文/張替裕子(Giraffe Inc.) 写真/深沢次郎 デザイン/スープアップデザインズ 制作/朝日新聞出版メディアプロデュース部ブランドスタジオ
企画/AERA dot.ADセクション

プラスチック削減と環境配慮型素材使用を両立

谷山亜季さん

商品本部 飲料・食品部 マーチャンダイザー
谷山亜季さん
※所属・役職は、取材当時のものです。

「2030年に17年対比で容器包装プラスチック使用量を30%削減、オリジナル商品の容器包装に環境配慮型素材を50%使用。この目標を必ず成し遂げるため、ローソンでは毎月タスクフォースを組み、さまざまな取り組みを進めています」

 そう語るのは、ローソン商品統括部の藤岡拓也さん。菓子の袋、弁当の容器、飲料のボトルなど、コンビニではプラスチック製品が多用されている。それだけ便利な素材であるわけだが、一方でプラスチックごみは海洋汚染の一因ともされており、ローソンでも使用プラスチック削減の対応を推し進めているのだという。

 たとえばナチュラルローソンの菓子の一部では、これまでプラスチックだったパッケージ素材に紙を採用。オリジナル商品のおいしさや品質を確保しながら紙マーク入りのチャック包装への変更を進め、全国のローソンで販売している。担当マーチャンダイザーの谷山亜季さんは言う。

「紙包材は断裁の際に紙粉が出やすかったり、中の菓子がつぶれやすくなったりと、さまざまな問題がありましたが、関係会社の皆さまのお力を得て実現にこぎつけました。環境に対する配慮はもちろん、優しさや温もり、さらにはおしゃれ感なども、紙のパッケージからお伝えできればと思っています」

まちかど厨房の弁当

まちかど厨房では「海鮮かき揚げ丼」など、ご飯の上におかずを盛った丼タイプの弁当を紙製の容器に変更(フタはプラスチック製)。

 包材開発や加工・製造など、さまざまな面で新しいアプローチを重ね、多くの協力によって生まれたこの紙製パウチは、「2021日本パッケージングコンテスト」において「包装技術賞(適正包装賞)」に入賞。環境配慮型素材の使用を推進するローソンが、ひとつの評価を得たといえるだろう。

 もちろん、紙素材の採用は菓子パッケージにとどまらない。ドリンクヨーグルトは、全品のカップ(フタは除く)をプラスチック製から紙製に変更し、1本当たりのプラスチック使用量を平均約15g削減。調理麺やまちかど厨房の弁当の一部などでも紙容器への変更を進めている。また昨年末には、紙パックナチュラルウォーターを製造する「ハバリーズ」との共同開発により、紙パック入りのミネラルウォーターを発売(店舗限定)。デンマークでのLCA評価によると、同容量のペットボトルとの比較で約56%のプラスチックを削減しているという。

藤岡拓也さん

商品本部 商品統括部 シニアマネジャー
藤岡拓也さん
※所属・役職は、取材当時のものです。

「その他にも、マチカフェのアイスドリンクの容器を紙素材とし、フタもストローなしで飲める形状に変更しました。店員が手渡しする店舗では、タンブラーを持参していただけると割引きになるサービスも実施しています。さらに商品パッケージのトレーを省くとか、プラスチックそのものを薄くするとか、各部署がいろいろと知恵を絞り、品質や強度等をきちんと確認したうえで、プラスチック使用量の削減に努めています」(藤岡さん)

 中でもユニークな取り組みといえるのが「量り売り」だ。2020年から東京都内のナチュラルローソン店舗で、洗剤やシャンプーといった日用品の量り売りを開始。そのうち5店舗ではドライフルーツやナッツなどの食品も販売し、21年からは都内ローソン1店舗でも開始して、計10店舗となった。

「無料提供のボトルなどにお好きな量を詰めてご購入いただき、次からもそのボトルを持参していただくというかたちです。初の試みで苦労もありましたが、お客さまからもご好評をいただき、徐々に認知度が高まっていると感じています」(同)

MACHI caféのアイスドリンク

ローソンではMACHI caféのアイスドリンクを紙カップに(フタをのぞく)。涼しげなデザインが好評だ。フタもストローなしで飲める形状に変更。

 ローソンがプラスチック削減目標を設定した2030年は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成が目指される年でもある。

「『私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします』というローソンの理念は、SDGsの考えそのものだと感じています。その実現に向け、何よりお客さまの共感やご理解を大切にしながら、新たな取り組みを進めていきたいと思います」(同)

持続可能な森林保全を目指し
環境配慮型素材を採用

容器包装プラスチック削減と共にローソンが重要視しているのが、環境配慮型素材の使用。紙包材も、持続可能な森林活用・保全に配慮し、責任ある森林管理の原則と基準に基づく「FSC®認証」の原材料を採用している。2050年にはオリジナル商品容器包装を環境配慮型素材100%使用とすることが目標だ(17年対比)。

「FSC®認証」

ローソンカスタマーセンター

0120-07-3963

月曜〜金曜(祝日除く)9:00−17:00

01 一杯のコーヒーに込めるひとと環境への想い 02 新たな食のニーズへの取り組み 03 「もったいない」を行動に 店舗から始まるSDGs 04 環境課題の解決を目指し プラスチックから紙、その先へ