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「まずは一歩を踏み出してみよう」という校風で成長 慶応義塾大学 法学部1年生 牛久保匠海さん

GUNMA KOKUSAI ACADEMY GKAで成長する。 ぐんま国際アカデミーで成長した3名の大学生

小学1年生から英語力を伸ばす「英語イマージョン教育」と、高等部で思考力や表現力を高める「国際バカロレア」という教育プログラム。小中高一貫校のぐんま国際アカデミーは進学校として注目を集めている。一方、同校を卒業した牛久保匠海さんは他の魅力もあると胸を張る。

一生の仲間こそ、ぐんま国際アカデミーで手にした宝物

 2019年3月2日、男泣きした。ぐんま国際アカデミーの卒業証書授与式。高校3年まで仲間たちとともに過ごした濃密な日々が走馬灯のように駆けめぐり、涙が止まらなかった。

「男子はそんなに泣いていなかったんですけど」と照れ笑いを浮かべるのは、現在、慶應義塾大学で学ぶ牛久保匠海さんだ。牛久保さんにとって、ぐんま国際アカデミーはこれからの人生においても重要な存在価値を持つ。

「ぐんま国際アカデミーは小中高の一貫校。それだけ長い時間を一緒に過ごすと、もはや家族みたいな存在になるんです。一生の仲間こそ、僕がぐんま国際アカデミーで手にしたかけがえのない宝物です」

 母校が語られるとき、授業のほとんどを英語で行う「英語イマージョン教育」や、海外大学にも卒業生を送り込む進学校という点ばかりに注目が集まるのはほんの少し不満だ。自身にとっては、何よりも豊かな人間関係を築けた学び舎だった。1クラス30人程度というこぢんまりとした空間だからこそ、一人ひとりと本気で向き合い、お互いを受け入れる寛容な心が育まれた。牛久保さんは懐かしそうに口元を緩める。

「高校1年のときに生徒会の役員になって、そのときには文化祭の運営も担当したんです。ただ、個性的な人間が多いので、なかなか方向性がまとまらなくて。他の場面でも意見がぶつかることが少なくなかったんですが、どんなときも話し合いを重ねて最後にはみんなが納得し合えるところにたどり着くんです。そういった経験を何度も共有した仲間だからこそ、一生付き合っていけると思っています」

英語と日本語による二重の「わかった!」という喜びを味わう

 ぐんま国際アカデミーには小学4年生のときに転入した。それまでは父の仕事の関係でアメリカで過ごしていた。だから、先生が多国籍で、英語を使う環境もすんなり受け入れられた。休み時間に一緒にサッカーボールを蹴ったり、ハロウィーンの際に一緒に仮装したり、何よりも先生たちが学校生活を楽しんでいる雰囲気が大好きだった。

 勉強も楽しかった。「英語イマージョン教育」を採用しているとはいえ、日本語をおろそかにしているわけではない。授業もテストも両方の言語で行われるケースが多かった。「2回同じことを学ぶことに意味があったと思います」と牛久保さんは言う。

 小学生のときに味わった英語と日本語による二重の「わかった!」という喜びは、高等部に進学してからも続いた。たとえば光合成について学んだとき。光合成を英語では「photosynthesis」という点から始まり、光合成に関係する英単語に出合うたびに楽しさを感じた。理系の知見だけでなく、英語力が高まる時間に胸が弾んだ。

 実のところ、「言語の二刀流」はシビアでもあった。ただ、その重量感に向き合ったからこそ、時間管理力が身についたし、大学進学も勝ち取れたと感じている。

「高等部でいうと、英語の化学のテストもあるし、日本語の化学のテストもある。普通の高校生の2倍勉強しないといけないんですよ。サッカー部や国際教養部の部活動、生徒会の活動もあるなかで授業についていくために勉強する時間を自分でつくりました。勉強を習慣化できたことで希望の進学先に進めた部分もあると思っています」

「やりたいこと」に夢中になっている同級生の存在も刺激に

 大好きな歌でテレビ出演を果たすクラスメイト。医療用ウィッグを自分たちでつくり、小児がんの子どもたちに贈る活動に励む級友。ぐんま国際アカデミー時代には「やりたいこと」に夢中になっている同級生の存在も刺激になった。学校全体に「好きなことならどんどんやってみよう」という空気があった。

 中学3年次から在籍した国際教養部の部活動のなかでボランティアへの関心が高まった。意欲に駆られ、やりたいことに取り組む周囲にも影響され、高校2年次の夏休みにはカンボジアのボランティアツアーに自主的に参加。シェリムアップという町を訪れ、経済的な事情からあまり学校に通えてない子どもたちと触れ合った。

 英語が通じないなか懸命に農村地区での時間を過ごしたが、帰国してみると歯がゆさが募ったという。牛久保さんは唇を噛む。

「サッカーを一緒にやって、最後にはサッカーボールを二つプレゼントしたんです。でも、日本に帰ってみると、『果たして自分がやったことであの子たちの人生はどれだけ変わったのだろう」という疑問が湧いてきて……。そうした苦い経験から、世界各地で豊かさを支える外交官になりたいという一つの夢が定まりました。カンボジアでの経験があったからこそ将来の道が見えたわけで、『やりたいことがあれば、まずは一歩を踏み出してみよう』という校風が自分を成長させてくれた気がします」

 慶應義塾大学の法学部政治学科に進学したのも、外交官になるという思いを実現するためだ。視線の先にいる自分は、ぐんま国際アカデミーが12年間の一貫教育で育てる「真の国際人」にも重なる。大学の4年間で幅広い教養を身につけ、社会貢献の精神と果敢な行動力を強めたいと考えている。

「実はもう一つ夢があるんですよ」と牛久保さんは打ち明ける。

「教師になる未来も思い描いています。理想はぐんま国際アカデミーの先生たち。自分たちが誰よりも学校生活を楽しみ、さまざまな視点や豊かな対話を通して『わかった!』という喜びを提供し続ける人生もいいなと思っています」

提供:ぐんま国際アカデミー