前出の鈴木さんは「配当益を狙う場合でも分散効果を重視するべきです」と指摘する。

「配当利回りが高いからといって、一つの銘柄に資金を集中させるのはお勧めできません。安定しているとはいっても、業績や株価は常に変化するものですから。ほかの銘柄も組み合わせてリスクの分散を図るべきです。投資先だけでなく、投資のタイミングを分散することを考えるのもよいでしょう」

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池田正史

池田正史

主に身のまわりのお金の問題について取材しています。普段暮らしていてつい見過ごしがちな問題を見つけられるように勉強中です。その地方特有の経済や産業にも関心があります。1975年、茨城県生まれ。慶応大学卒。信託銀行退職後、環境や途上国支援の業界紙、週刊エコノミスト編集部、月刊ニュースがわかる編集室、週刊朝日編集部などを経て現職。

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