(テスタ)あの記事でもお米の話はしてないですよね。
(河本)罪滅ぼしのようなことを何のためにやっているのか、と。好感度を上げるためにやっていると思われたくないから。
小学生の頃から住んでる岡山県に、何かしたい、ただそれだけ。だったら、岡山の人たちが「ありがとう」って言ってくれたらそれでいいんちゃうかなって。これ、かっこつけてるんじゃなくて、本心で。
(テスタ)うーん。それにしても足かけ10年以上も活動が続いているのはすごい。
(河本)正直なことを言うと、「公表して、そのあとボランティア活動をやめてしまったら、とんでもないことになるんじゃないか」という不安もあった。
10年ぐらい続けられたら自分の自信にもなるし、他の人との信頼関係も、絆もできるから、そうそうやめないしやめられないだろうと。
「ちゃんとやれるやん、河本」というのを自分の中で確認するために、それぐらいの月日が必要だったのかも。
(編集部)河本さんからテスタさんに投資のことで聞きたいことは?
(河本)僕は投資に向いてないので聞きたいこともない(笑)。
(テスタ)いや、河本さんはむちゃくちゃ投資に向いてると思いますよ。河本さんは自分で考えられる人、賢い人なんですよ。投資をはじめたら伸びると思います。
(河本)タステのように投資で食ってる人って、今の日本についてどんなことを感じているんかな? 岡山の介護施設や老人ホームを回るたびに、「また新しい施設が立ちました」って聞くんやけど、そこで働く人は足りてない。
(テスタ)高齢者は増えてますけど、若い働き手は減っていて、いろいろ大変な感じはします。
(河本)投資って難しそうなイメージがある。あと元手の問題ね。どんなに働いても給料が上がらない。
こんなギリギリでやりくりしているのにっていう人、いっぱいおるでしょ。給料を投資に回す余裕なんかない、って話も聞くけど?
(テスタ)今、大手企業が賃金を上げはじめていて、これから中小企業の給料も少しずつ上がっていくはず。日本人は銀行や郵便局に預金しまくってるんですよ。そのお金が動いていないことも問題。
でも、テレビで大きく報道されるのは投資で大損したり、投資詐欺に遭ったりした話ばかり。日本人の中には投資イコール全部ギャンブルと思ってる人も多くて。