仙台市での凱旋パレードに臨む羽生結弦さん(撮影・東川哲也)

 フィギュアスケート男子で2014年のソチ五輪、18年の平昌五輪を連覇し、現在はプロスケーターとして活動している羽生結弦さんが4日、自身の公式SNSで結婚を発表した。羽生さんは投稿された文書で「この度、私、羽生結弦は入籍する運びとなりました」と報告し、「これからも、最高のスケートができるよう、一つ一つ、一瞬一瞬を積み重ね続けます」などとつづった。AERA dot.にこれまで掲載した記事や写真とともに、挑戦を続けてきた羽生さんの姿を振り返る。

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仙台市での凱旋パレード(撮影・東川哲也)

 羽生さんは仙台市出身。2011年の東日本大震災では自身も被災し、拠点としていた仙台市内のリンクも壊滅状態になった。平昌五輪で2連覇を果たした後、地元での凱旋パレードには街頭に多くの市民が詰めかけ、羽生さんの偉業を祝った。

羽生結弦、パレードで「SEIMEI」ポーズを披露した“彼らしい理由”
https://dot.asahi.com/articles/-/125718

男子フィギュア羽生選手 強さの理由は東日本大震災の経験
https://dot.asahi.com/articles/-/105038
 

新型コロナも乗り越えて

 2020年の年末に開かれたフィギュアスケート全日本選手権で、羽生さんは5年ぶりの優勝を果たした。しかし、コロナ禍という異例の事態のなか、羽生さんは「暗闇の底に落ちる感覚」だったと振り返る。

「トリプルアクセルすら跳べない時期あった」 羽生結弦のコロナ禍での葛藤
https://dot.asahi.com/articles/-/78776

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