スマホ依存、あなたは大丈夫?
スマホ依存、あなたは大丈夫?

 普及率が6割を超え、今やひとり1台が当たり前となっているスマートフォン。便利な機器ではあるが、その一方で危惧されているのが「スマホ依存」だ。用がなくてもチェックしてしまう、手元になると不安になる……エスカレートすると日常生活にも支障をきたすこともある「スマホ依存」について、スマホユーザーはどのように考えているのか。調査から意外な傾向が見えてきた。

 専門マーケティングリサーチ機関のMMD研究所は2016年5月、「スマホ依存に関する調査」を実施。15歳~59歳の男女を対象に、スマホに対する意識などを調査した。

 その中で「スマホ依存度チェック」の項目を提示し、その中で当てはまる項目を複数回答で答えてもらったところ、「ちょっとした待ち時間にスマホをいじる」が最も多く、62.2%だった。空き時間にスマホをいじる程度なら多くの人が当てはまりそうだが、それに次いで多かったのは「寝るとき、スマホを枕元に置いて寝る」(60.2%)、「情報収集源のほとんどがスマホ」(49%)、「移動中、スマホをチェックしている」(37.8%)で、生活の一部にスマホが食い込んでいる人が多いようだった。

 さらに「スマホなしでは1日過ごせない」人が37.4%、「スマホが身近にないと、とても不安になる」人が23.3%いることも今回の調査で分かった。こうしたスマホ依存度が高めの人も、2割~4割程度いることが明らかになった。

 世代別にみると、どの層のスマホ依存度が高いのだろうか。スマホというと若い世代が頻繁に使っているイメージがあるが、調査で見えてきたのは意外な結果だった。

次のページ