「男性秘書との交際報道や(日本のアジア侵略正当化のスローガンである)八紘一宇(はっこういちう)発言などで、トラブルメーカーという評もありましたが、衆院選や地方選では応援依頼が殺到する売れっ子弁士の一人。ただ浮動票が多いので、どれくらい票を伸ばせるかは未知数。盤石にするには、今回が勝負どころです」

 いったい人気はどれほどのものか。8日、小田急線新百合ケ丘駅前の街頭演説で、一眼レフを持ってさまざまなアングルから三原氏を撮影する60代の男性を見つけた。本誌記者は同業者と思ったが、

「僕は30年来のファンなんです。変わらずキレイでスタイルも良くて、今の言葉で言うと“美魔女”。女優引退は残念でしたけど、こんな近くで会えるなら、政治家も良いですね(笑)。マイクを持っていると、デビューシングル『セクシー・ナイト』を思い出します」

 中高年ファンが熱い思いを語る一方、18歳選挙権が適用される女子高生は、

「小顔で奇麗だけど、有名人なんですか。へぇ……」

 年代によって大きな温度差があるようだ。

 演説後、三原氏に手応えや若者対策を直撃すると、愛想よくこう答えた。

「(全国比例より)やりやすいなんてことは、全然ないですよ。日に日に反応は変わってきているなと思いますが、手応えどうですかね……。若い学生さんとお話ができるように、下校時間を狙って街頭に立たせていただいています。街頭がいちばん大切ですから!」

 若者も憧れる“美魔女”に、一皮むけることができるのか。

週刊朝日  2016年6月24日号