USBメモリー「RUF2-KR」シリーズ(株式会社バッファロー提供)
USBメモリー「RUF2-KR」シリーズ(株式会社バッファロー提供)
USBの向きを気にせずに差し込める構造となっている(株式会社バッファロー提供)
USBの向きを気にせずに差し込める構造となっている(株式会社バッファロー提供)
USBハブ「BSH4UD19BK」(株式会社バッファロー提供)
USBハブ「BSH4UD19BK」(株式会社バッファロー提供)
高速カードリーダー/ライターを備えたUSBハブ「BSCRH02U2」シリーズ(株式会社バッファロー提供)
高速カードリーダー/ライターを備えたUSBハブ「BSCRH02U2」シリーズ(株式会社バッファロー提供)

 締め切りが迫った企画書の作成、急いで参考資料をチェックしようとパソコンにUSBメモリーを差し込んだが、あれ、差し込めない? 何度かガチャガチャ差し込もうとして、よく見るとUSBの向きが逆だった……という経験はないだろうか。

 そんな日常生活のちょっとしたイライラを解消してくれるのが、パソコン周辺機器メーカー・株式会社バッファロー(本社・名古屋市中区)の「どっちもUSB」シリーズだ。USB端子の向きを気にせずに挿せるというのが特徴で、2012年2月に、最初の製品としてUSBハブが発売された。現在は、メモリーやケーブル、ハブ、充電器、カードリーダー/ライターといった計13製品が販売されている。

 一般的なタイプAのUSB機器は、USBポートとUSBコネクターとで電極のある基盤の位置や場所がそれぞれ決まっているので、向きを間違えると挿し込めない構造になっている。

 しかし「どっちもUSB」シリーズでは、ポートやコネクターの差し込み口の真ん中に電極基板を付けたことで、USBの向きに関係なく、差し込めるようにしたという。

 「どっちもUSB」シリーズで、まず紹介したいのは、コネクターが「どっちもUSB」仕様になっているUSBメモリー「RUF2-KR」シリーズだ。大きさは、2センチ×0.9センチ×5.5センチ、重さは約10グラムで、ストラップホールも付いているため持ち運びしやすそうだ。データ容量は4/8/16/32GBの4種類、ホワイトとブラックの2色で、同社のオンラインショップでは、4GBが950円(税込み)で販売されている。

 次に紹介するのは、画像データなどを取り込む際などに便利な、高速カードリーダー/ライターを備えたUSBハブ「BSCRH02U2」シリーズだ。「どっちもUSBポート」が3ポート搭載され、大きさは、7.1センチ×2.6センチ×4.2センチ(ケーブル、突起部を除く)、重さは約61グラムという。高速カードリーダーを介すと、デジタルカメラをケーブルで直接つなぐ場合に比べて、転送スピードが約2倍速くなるという。micro SDカードやSDカード、メモリースティックDuoなど、さまざまなメディアに対応している。

 さらに、2014年9月中旬には、コネクターとポートの両方が「どっちもUSB」仕様となっている4ポートタイプのUSBハブ「BSH4UD19BK」が発売された。コネクター/ポート共にUSBの向きを気にせずに差し込めるため、マウスやメモリーなどのUSB機器をよく使う人にお薦めだ。大きさは9.5センチ×1.5センチ×2.3センチ、重さは約32グラム。ブラック1色のみで、価格は1810円(税別)で、対応OSは、Windows 8.1/8/7/Vista、Mac OS X 10.4以降だ。
 
 たかが差す向きを気にしなくてよくなるだけ、と侮るなかれ、日常的に使用する人にとっては大きな変化になるだろう。差し込む際のイライラを解消すれば、資料やデータの整理などもよりスムーズに進むかもしれない。焦っている時にグッと差したら端子が壊れた、そんなことにならないためにも一度お試しあれ。