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 ショート~ショーター~ショーテスト…… ウエインがショーターなら、アブリル・ラビーンはショーテスト(152cm)、ショートショートは星新一…… なんて、いきなり支離滅裂でスミマセン。

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 ウエインはたしかに長身ではありませんが、体格はかなりすごいです、男のぼくが惚れ惚れするほどすごいです。(アブリルにも惚れ惚れします。小さい女性好きです。深津絵里・阿部なつみ・安達祐実・小泉今日子……スミマセン)

 さて、V.S.O.P.は"Very Special Onetime Performance" の頭文字、マイルス・バンドに在籍したウエイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウイリアムスにフレディ・ハバードを加え、その名の通り当初は特別臨時編成のクインテットでありました。

 ところが当然ながら絶賛を浴びた超豪華グループはこの時を含めて二度の来日公演と全米ツアーを果たしてワンタイムにとどまらず継続的な演奏活動をするコンボになってしまったのです。

「一度っきり(Onetime)のはずだったのが「One-Pattern」になっちゃった。」なんて当時下手な冗談を言ってたのはボクだけじゃないはずです。

 ウエイン・ショーターは1961年(ずいぶん昔ですねえ)に「アート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズ」の一員として初来日以来、ブレイキーと共に何度か、'72年以降は「ウエザー・リポート」でたびたび、「V.S.O.P.」の一員としては二度来日、その後も毎年のように来ている超日本びいきのミュージシャンの一人。

 来日のたびに会って顔見知りになったボクに照れながらステージからも手を振ってくれるようなウエインの暖かい人間性をいちジャズファンとしてここに紹介するのがボクの務め、多くの音楽ライターが実に楽じゃないと言うウエインの音楽性を文章表現するなんて事にならなくてホッと胸を撫でています。

 ウエイン・ショーターと聞いて真っ先に思い浮かぶのが「Live In Japan/熱狂のコロシアム」嵐の田園コロシアムで行われた'79年の「ライヴ・アンダー・ザ・スカイ 」での「V.S.O.P.」のライヴ。

 ステージ上も水浸し、最前列のウエインも当然ずぶ濡れで、流れる雨と汗を拭いながらの熱演が忘れられません。

 豪雨の中で収録された名演はレコードに、ドラマチックなストーリーは解説書に任せるとして、この時この豪華メンバーの取材に駆けつけた多くのカメラマンが持つ各メーカーのどのカメラがどの程度豪雨に強いのか弱いのか、この実戦を通じて明白に判ってしまったのです。水たまりを這うPAや照明ケーブルから感電の恐怖に怯えながらのずぶ濡れカメラマンの肉体的耐久力も体験しました。

ウェイン・ショーター:Wayne Shorter (allmusic.comへリンクします)
→テナーサックス・ソプラノサックス/ 1933年8月25日~