俳優の西島秀俊さん(43)が16歳下の女性と結婚すると発表され、にわかに話題の「歳の差婚」。芸能界の話を聞いていると、もはや当たり前のことのようにも思えてくるが、実際にはどうなのだろうか?
ゲストハウスウエディングを展開しているアニヴェルセル株式会社は、首都圏・関西在住の20歳から36歳の男女1400名(有効回答数1397件)を対象に、「年の差婚」について意識調査を行った。
まずは「男性が年上、女性が年下」という組み合わせについて、未婚男性に「結婚相手の年齢は何歳年下までが限界ですか?」と聞いたところ、1位は4~6歳で40.1%、2位は7~12歳で20.2%、3位は1~3歳で18.9%と続いた。
次に未婚女性を対象に「結婚相手の年齢は何歳年上までが限界ですか?」と聞いたところ、1位は7~12歳で33.8%、僅差の2位は4~6歳で33.7%、3位は13歳以上離れていても大丈夫が23.6%と回答。
男女共に1位と2位の合計、つまり4~12歳までの歳の差なら大丈夫と回答した人が60%以上という結果となったが、これは予想通りの回答といえるかもしれない。
また、男性の18.3%、女性の23.6%が「13歳以上」の歳の差でも大丈夫だと回答しており、決して少なくない数字となった。一昔前であれば一回り以上離れたカップルは奇異に映ったかもしれないが、最近のシニア世代男性の若々しさもあってか、予想していたほどの抵抗感はないように思えた。
では、この秋のドラマ「きょうは会社休みます。」など、TVドラマの設定でも扱われることが多くなってきた「女性が年上、男性が年下」という組み合わせについてはどうだろうか。来月結婚予定と発表された向井理さん(32)と国仲涼子さん(35)も、女性が年上のカップルだ。
そこで、「年の差婚」ブームの前に結婚した既婚男性と、「年の差婚」ブーム後である現在の未婚男性を比較することで、年代による意識の差を調査した。まず、既婚男性に「結婚相手の年齢は何歳年上までが限界か?」を聞いたところ、50%以上が「4歳以上年上でも大丈夫」と回答。「4歳以上年上は難しい」と合わせると、「女性が年上でも大丈夫」という人は全体の90%という高い割合となった。
さらに、未婚男性では「4歳以上年上でも大丈夫」との回答がさらに増えて58.6%、「女性が年上でも大丈夫」という人の合計は、95%に迫る割合となった。
こうしてみると「女性が年上でも大丈夫」と考える男性が増えてきていることは確かなようだ。「愛があれば歳の差なんて」といわれていたのも今は昔。もはや歳の差は、結婚に際して乗り越えるべきハードルとはいえなくなったということなのかもしれない。
【参考URL】
アニヴェルセルによる結婚意識調査2014
http://www.anniversaire.co.jp/brand/pr/soken1/report11.html