スポーツ紙記者は「小山田さんのこの発言が問題になったのは今回が初めてではありません。以前にも批判されたことがあったのに、なぜ今『いじめの当事者』ではないと主張したのか」とこの釈明に疑問を呈する。

 また、小学校の30代男性教職員は「いじめの当事者でなくても、許される発言ではない」と語気を強める。 

「その場を盛り上げるために発言したという事ですが、障害者を残忍な手口でいじめる行為を面白いと感じる感覚が常軌を逸している。いじめの当事者でなくても、人間性を疑うのは当然です」

 SNS、ネット上では、「100歩譲って、たとえ本人がやっていなかったとしても、それを面白おかしく話してしまうってところで既に同調していた事になるわけだから、言い訳は通用しないと思う。それを踏まえ、心からの謝罪の意思を持って今後動く事により、周りが赦していくのではないだろうか」という厳しいコメントが目立った。

 音楽家としての才能は目を見張るものがあるが、多くの人を傷つける過去の発言で多くのモノを失った。小山田氏は今後の言動、行動で信用を取り戻すことができるだろうか。(牧忠則)