「ホームレスは様々な事情で生活を送っています。カメラで映されたくなかったり、興味本位で話しかけられるのを嫌がる人たちも多い。今回のYouTubeで事前に取材の許可をスタッフが得たのかわかりませんが、アポなしで突撃したのだったら危険すぎる。過去にユーチューバーが西成のホームレスにカメラを向けてトラブルになった事件も複数回あります。亀田さんが『キリン地帯』、『ライオン地帯』などと形容していましたが、ああいう表現も後で知って刺激する恐れがある。ホームレスの人たちと交流するという趣旨は決して否定されるものではないですが、もう少しやり方を変えてほうがいいかなと感じました。あと、ゆたぼんが目上のホームレスの人たちにタメ口で話しているのも見ていてひやひやしました」

 動画のコメント欄には、以下の声があった。

「色んな人と話して、色んな経験積んですごいですね。まだ12歳なのにすごいと思いますよ。ただ、あなたが少し成長された時にも、守ってくれる大人が側にがいるといいですね」

「学校のぬるい遠足よりよっぽど社会勉強になるなぁ」

 勇気ある行動かもしれないが、相手に対して敬意を欠いていると誤解される恐れもある。ゆたぼんだけでなく、支える大人たちの責任が大きいことを自覚しなければいけないだろう。(江口顕吾)