皇族自身が、両者の結婚を考えていたこともある。たとえば三笠宮家の故・寛仁親王だ。長女の彬子さま(39)自身は望んでいなかったものの、娘の結婚相手に旧宮家の男性を――と口にしていたのは有名な話だ。 

 男系男子による皇統の維持を主張する保守層は、自民党の支持者でもある。神社庁の関係者は、こう話す。

「将来、女系につながりかねない女性宮家の創設は、認められない。しかし、女性皇族の結婚相手を、男系男子につながる旧皇族に限定すれば、男系は維持される。それならば、女性宮家を認めてもいい」

いま宮内庁や永田町周辺で流れている愛子さまの「お相手リスト」情報も、こうした皇室を取り囲むさまざまな思惑のなかで、出てきた話しなのだろう。

(AERAdot.編集部 永井貴子)

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