50億円トレーダーのテスタさんとグラビアアイドル、実業家、投資家の杉原杏璃さん(撮影/写真部・戸嶋日菜乃)
50億円トレーダーのテスタさんとグラビアアイドル、実業家、投資家の杉原杏璃さん(撮影/写真部・戸嶋日菜乃)

 9日放送の「カズレーザーと学ぶ。」(日本テレビ・午後10時)は、「日経平均が史上初の4万円超え! 激動の日本経済で勝ち組になる方法!」がテーマ。カズレーザーとお金の最新知識について学ぶ人気テーマだ。今回の講師のひとり、テスタさんの過去の人気記事を振り返る。(「AERA dot.」2021年12月14日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)

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 20代の頃はグラビアアイドル(グラドル)として大活躍し、最近、株式や不動産投資などで「億り人」になった杉原杏璃さん。2021年、株の利益50億円を達成したテスタさんの第一声は「あんなに忙しそうで、華やかそうな芸能の世界にいて、よく投資を続けてこられましたね」だった。

杉原:私が投資をはじめたのはテスタさんとちょうど同じぐらいのときかも。2005年、23歳でした。上京してすぐの頃は芸能活動だけでご飯が食べられなくて。毎日オーディションがあったので、バイトもできませんでした。そんなとき、「ガラケー1台あれば家にいながらお金儲けできるよ」と教えられたのが投資をはじめたきっかけ。「グラドルのお仕事は30歳を過ぎたら減る」と思っていましたし、私の場合、ゲームが大好きで、ゲーム関連株に中長期投資するスタイルだったので仕事と投資を両立できました。

 当時はちょうど『パズドラ』のガンホー・オンライン・エンターテイメントやミクシィ、コロプラといったスマホゲーム関連の株が急上昇していた時期だったのも、味方してくれました。

テスタ:懐かしい! ガンホーにミクシィ、コロプラ。

杉原:株をはじめた当初は、グラドルが株をやってるっていうのはイメージが悪いかもしれないので隠していましたが(笑)。

テスタ:誰にでも「自分は投資している」とためらいなく言えるようになればいいな、と思いますね。別に悪いことをしているわけではないので……。

杉原:全然悪くないですよね。ただ、「ラクして稼げる」と思っている人も多いようです。友人に仕組みをちゃんと説明すると「めんどくさ!」って言われます。私の場合、祖父も父も弟も自営業者なんですよ。自分のお金は自分の手で稼ぐ、っていう考え方が身についていて、グラドルの仕事が減っても困らないようにしなきゃいけないな、って20代から思っていました。

「将来は投資シェアハウスをつくりたい」

テスタ:しかし1億円もプラスになっているのはすごいです。

杉原:テスタさんの前で言うのは恥ずかしいですが、勝負するところはドンとリスクを取ることもありました。それがたまたま成功しただけで、特別な才能があるわけじゃないです。私のやり方は、初心者の方にはまねしてほしくありません(笑)。

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安住拓哉

安住拓哉

出版社勤務を経て2021年に独立。経済関連記事全般が得意。取材・執筆歴20年以上。雑誌の取材記事の他、単行本のライティングも数多く手掛ける。

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