放送作家の鈴木おさむさん

 鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、インプラントとその前に受けた手術について。

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 僕はとても歯が悪いです。20代の頃から虫歯が増えて、でも、そのころは忙しすぎて歯医者に通えず。30代後半、痛みが限界を超えて治療しましたが、時すでに遅し。

 特に上の歯は、抜いたり差し歯にしたりして、自分の歯があまり残ってない状態に。

 その時に一気に治療しましたが、そのあとのケアとかちゃんと出来てなくて、「こりゃ、将来、歯が大変になりそうだな」と思っていました。

 そんななか、昨年、坂上忍さんとお仕事をしたときに、インプラントをするなら50代!と力説されまして。

 来年、3月いっぱいで放送作家を辞めたら、上の歯の半分以上をインプラントにしようと決めたのです。

 今やれば、60代、70代になってから歯の心配が減るかもしれないと。

 そんなときに知人から、長崎にとてもインプラントの上手な先生がいると聞き、紹介していただきました。

 数カ月前に、その先生が東京に来られたタイミングで診ていただき、案の定、結構やばい状態だということがわかり。

 いろいろ検査してみたら、上の歯にインプラントを入れるには骨が薄いので、その骨を作らなければいけないと言われました。

 なので、出来れば年内に、土台作りの手術をするために長崎の病院に来てほしいと。

 覚悟を決めて、11月下旬にスケジュールを取り、レギュラーのラジオも休ませていただき、行ってきました、長崎に。

 僕が行うのはサイナリフトというもので、上の奥歯にインプラントをするための骨を補強するための治療。

 しかも今回、病院でやる手術は、歯茎を切って、骨とほっぺの間に、あるものを入れて、それを数カ月かけて骨にして育てていくんです。

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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