えっ、これがケータイ？　可愛すぎる「ハート形PHS」が登場

　多様な機種や色の製品が登場し、今や、ファッションの一つともいえるスマートフォンやフィーチャーホン（ガラケー）。しかし、使い勝手を考慮してか、ほとんどが長方形のデザインだ。それならもっと個性的なケータイを、ということで、ハート形のPHSが登場した。

　ワイモバイルとウィルコム沖縄は、かわいらしいハート形のPHS「Heart 401AB」（エイビット製）を、2015年3月下旬に発売する。このPHSは、待ち受け時はハート形で、通話の際は、ひねって直線形にして利用する。通話機能に特化しており、インターネットやメールは利用できない。

　「Heart 401AB」は、高さ6.8センチ（ハート形時）、重さ54グラムの手のひらサイズ。色は、パールレッドとパールブラックの2種類がある。端末価格は、3年契約なら、実質負担金1万2600円（税込み、月額350円）になる。

　直線形にすると、端末上部に液晶（0.9インチ）が浮かび上がる。テンキーはなく、端末左側に搭載したメニューボタンと直線形にした際の下半分のタッチセンサーで操作する。電話帳は100件まで登録可能で、スマートフォンから専用アプリ（iOS/Android対応、無料）を通じて転送する。

　また、バンダイと提携し、端末の新規契約者を対象に、アニメ「美少女戦士セーラームーン」とコラボしたデコレーションキットも販売される。キットの価格は4298円（税込み）で、ステッカーとチャーム、ハート形の充電器がセットになっている。

　この端末は、これまでも個性的なデザインの端末を世に出してきた同社が、ファッションやおしゃれにこだわりがある女性をターゲットに開発したという。

　電話帳の登録にはスマートフォンが必要なため、通話専用の端末として、スマートフォンと併用すると便利そうだ。コンパクトで持ち運びやすそうだし、キーホルダーのようにかばんに付けてもかわいらしい。恋人や友人に、はたまた自分へのプレゼントとしていかがだろうか。