目玉となる巨大ジオラマには大勢の人だかりができていた</p>

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目玉となる巨大ジオラマには大勢の人だかりができていた
プラレールを使ったあみだくじの様子 発想が実に面白い
プラレールを使ったあみだくじの様子 発想が実に面白い

 青いプラスチックのレールの上を、電車の模型が電池で走る―小さいころにプラレールで遊んだことがある人は多いのではないだろうか。部屋一面にレイアウトを組んで遊んでは、後片付けをさせられるなどして、プラレールを通じて後片付けすることを学んだという人もいるだろう。

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 そんなプラレールが会場に集うイベント「プラレール博 in TOKYO」が4月29日から5月6日にかけて、幕張メッセ(千葉市)で行われた。初日の来場者は約2万人を数え、多くの子ども連れでにぎわった。

 会場はプラレールを使った巨大ジオラマの展示を主にしたスペースや、来場者参加型のスペース「アトラクションタウン」、イベント記念品などを販売する「プラレールマーケット」などに分かれており、それぞれ違った体験ができる。

 来場者には、JR東海が実験中のリニアモーターカー車両「L0系」の模型が配布され、「L0系」をたくさん走らせたプラレールのジオラマには、多くの人だかりができていた。

 ジオラマのスペースにはこの他にも、最大13層にも及ぶ巨大なプラレールのレイアウトや、パトカーのように塗装された車両「パト電」の展示などが行われた。「アトラクションタウン」では、プラレールを使った「あみだくじ」や、釣りざおを使ってプラレールの車両をつり上げる「プラレールつり」などが催された。「プラレールマーケット」では、イベントでしか買えない記念品の販売や、限定カラーのレールや橋脚の量り売りなどで列ができた。

 午後になっても来場者が途絶えることはなく、プラレールの依然変わらぬ盛況ぶりをうかがえた。筆者も子どもの頃にプラレールで遊んだ身だが、世代を超えて愛されるおもちゃのパワーというものをまざまざと痛感させられたイベントだった。

(ライター・河嶌太郎)