トラウトはこのままエンゼルスでプレーするのか…
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 このオフにFAとなった大谷翔平ドジャース移籍を決断し、エンゼルスに“取り残された”形となったマイク・トラウト外野手の去就について様々な憶測が飛び交っている。

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 球団のペリー・ミナシアンGMは「オフはアグレッシブにいく。チームをより良くしていくつもりだ」と新たなシーズンへ向け、あくまで“勝負モード”だと主張するが、トラウトがこのままエンゼルスに残れば「世界一とは無縁になってしまうのでは?」とファンは懸念している。

 実際エンゼルスは投打の中心だった大谷がドジャースと契約し、「トラウタニ」が解体されたことでチームの再建が求められているのは明白だ。ミナシアンGMの発言とは裏腹に将来的に勝てるチームを作るために“決断の時”が来ていると感じているファンは決して少なくないだろう。

「(エンゼルスの将来にとって)最も重要なのはトラウトの扱い。チーム再建の中心選手とするのか。それとも、トレードすることによってチーム強化を図るのか。人気と実力を兼ね備えたスター選手の未来から目が離せない」(在米スポーツライター)

 ミナシアンGMは先述の通り、今季も優勝を狙う姿勢を見せ、昨年12月の上旬に行われたウインターミーティングでは「ノー。100%だ」とトラウトのトレードを完全否定したが、額面通りには受け取れないという声も存在する。

 既にレジェンド級の存在であるトラウトだが、残された“旬”は長くないとも考えられるだけに、ここで判断を間違えればさらなる低迷に陥る可能性もある。

「(トラウトは2019年の開幕前に結んだ)大型契約に見合った活躍ができていない。ここ数年は怪我や故障に悩まされ、評価は急落している。32歳とまだ若く買い手があるうちに放出するのも選択肢としてはある」( MLBアジア地区担当スカウト)

 2011年のデビュー以降、チームの顔として長年活躍したトラウトは、2019年シーズン開幕前に12年総額4億2650万ドル(当時のレートで約470億円)の契約を結んだ。しかし、その年こそ134試合で打率.291、自己ベストの45本塁打、104打点とさすがの成績を残したものの、その後は度重なる怪我の影響もあって成績が下降。今季も左手首を骨折するなど82試合の出場にとどまった。

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本当にトラウトをトレードしないのか?