日本の歴史はBL抜きには語れない!? 「腐」の視点から古典文学の新たな解釈を試みる!
日本のエンタメ業界の中で、勢いが衰える気配を見せないのがBL(ボーイズラブ)のジャンルです。男同士の恋愛・性愛関係を描いた作品を指し、もとは少女漫画の世界から発生しました。しかしその人気は近年に始まったものではなく、日本の歴史に脈々と受け継がれてきたものだと古典エッセイストの大塚ひかりさんは言います。著書『ヤバいBL日本史』では、「日本の古典文学や演劇を見ていくと、日本文化の真髄はBLのキモたる『腐』の精神、妄想力にあったと気づいた」(同書より)と記しています。
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