では、何cmくらいのヒールが、適度な高さなのでしょうか。西村さんは、普通に歩くのであれば3〜5cmのヒールが歩きやすいと指摘します。


「3cmのヒールは、足の裏にかかる荷重バランスが真ん中になる、ちょうどいい高さです。ある程度ヒールの高さがないと、かかとにかかる荷重が大きくなりますし、ヒールが高すぎるとつま先部分にかかる荷重が大きくなってしまいます」(本書より)


 3〜5cmのヒールであれば、足の真ん中あたりに荷重がかかり、前後の荷重バランスが良いのだそう。あるいは、ふくらはぎを引き締めたいのであれば、7cmのヒールを。常につま先立ちの姿勢をとることになるので、立っているだけで足の指やふくらはぎに荷重がかかることに。この状態で歩けば、ふくらはぎの引き締め効果を得られるのだといいます。


 ハイヒールの悩みはもちろん、自分に合う靴がなかなか見つからないと悩んでいた方も、靴選びの際に本書を参考にしてみれば、本当に自身の足に合った一足に出合えるはずです。