さらに理想的な体温のためには、平均体温を上げることのほかに、1日の最高体温と最低体温の体温差をできるだけ大きくすること、起床時よりも就寝時の体温を高めることが必要。



 この3点をクリアするためには、なんとか会話ができる程度の速歩きをする時間帯もまた重要であり、そのもっとも適した時間帯は夕方なのだといいます。



「夕方の4〜6時は人間の体温がいちばん上がる時間帯です。夕方に速歩きをすれば、筋肉に刺激が与えられ、血液のめぐりもよくなります。そして、ピークの体温がさらに上がります。そのため、最高体温と最低体温の差は広がります。

 また、夕方のピーク時から徐々に体温が下がり就寝時の体温に至りますから、夕方の体温が高ければ就寝時の体温も高くなり、起床時よりも就寝時のほうが高くなります」(本書より)



 理想は夕方のウォーキングですが、それが無理な場合は、起床後1時間以内。また、就寝前1時間以内は避けるようにしましょう。



 やりすぎでもなく足りなすぎでもない、ほどほどの運動こそが健康の万能薬。"8000歩/20分"を目安にしたウォーキング、試してみてはいかがでしょうか。