香川と言えば「うどん県」。



 県の特産物である「うどん」を全面に押し出した香川県のPR施策は、登場と共に大きな話題になりました。最近、塩分を控えた犬専用の讃岐うどん「ドッグヌードル」もネット上で話題となり、「香川県=うどん」のイメージはより強固になっています。



 そんな中、ネット上では今、各都道府県の地元民が、自らの郷土をざっくりと一言で表現する「よくわかる◯◯県」シリーズが"鉄板"となっています。なお、香川県の場合、細分化すると「うどん」以外にも、「アート」「素麺」「空海が作った満農地」「香川のチベット」「県境の山岳地帯」にあたる地域があるとされており、その"言い得て妙"なカテゴリー分けに頷く人も多いようです。



 本書『よくわかる都道府県 あの県は「こんな感じ・こんなかたち」』では、そんなネット上の"47都道府県あるあるネタ"をまとめた一冊。本書では各地方のイメージを驚くほど雑にこうまとめています。



 例えば、北海道は「だいたい農地と原野」、宮城県は「戦国BASARA」、福島県は「このへんから寒い」、埼玉県は「池袋を侵略」、神奈川県は「東京の舎弟」、石川県・富山県・福井県は「金沢とその仲間」、静岡県は「通過点」、滋賀県は「ほぼ琵琶湖」、兵庫県は「神戸だけオシャレ」徳島県は「踊るアホウ」と、少々、失礼な表現を含みますが、ざっくりその地域性を紹介しています。



 また、そんなに雑に言い切っていいのかと驚いてしまうのが九州について。福岡県をはじめ、大分県・長崎県、佐賀県、本県、宮崎県、鹿児島の全県が「火山とヤクザの島」とまとめられています。九州の方は、これで納得されるのかどうか心配なところです。



 もちろん、この「よくわかる◯◯県」シリーズは、真面目に読むというシロモノではなく、ざっくりと楽しむべきもの。ただ、どうしても納得できない、もしくは自分の住んでいる場所は「むしろ、これだ!!」という意見がありましたら、是非ともネット上でご自身の"見解"を披露されてみてはいかがでしょうか。