3月10日は「ミントの日」。2000年に制定された記念日で「ミ(3)ント(10)」の語呂の良さと、数字「3」が持つフレッシュなイメージに由来するとか。



シソ科に属するハーブの一種であるミントは、現在では約300種類が知られており、特に有名なのがペパーミントとスペアミントの2種類。日本では古くからハッカ(薄荷)として知られ、江戸時代初期には薬用植物として栽培されていました。



清涼感あふれる香りや風味と、ガムや歯磨き粉の味としてのイメージが強いミントですが、お腹の調子を改善し、現代人に多い頭痛やストレス、ダイエットなどにも素晴らしい働きをすることをご存知でしょうか。書籍『お腹と頭がすっきり!ミント健康法』では、「毒出しスープ」「オリーブオイルダイエット」で話題を呼んだ医師・松生恒夫先生が、ミントの秘めたる効果や健康法の数々を紹介しています。



【イライラした心を落ち着かせる!】

ペパーミントの特色は、アロマテラピーにも利用される強く鋭いメントールの香り。怒ったときや、ヒステリーを起こした時などに、心を落ちつかせる効果があるとされています。また、スペアミントには、乗り物酔いへの効果が認められています。



【頭痛を和らげる効果も!】

頭痛の9割を占めるのが、ストレスが原因とされる現代病「緊張型頭痛」。ペパーミントの主要成分であるメントールは、頭部周囲の筋肉の緊張を和らげ、頭痛を緩和します。



【便秘、腸炎...ストレスが原因の症状も緩和!】

ストレスが原因の慢性的な腹痛「過敏性腸症候群」への効果も認められています。緊張や心理的ストレスで腸の働きが停滞する「ストレス腸」をリラックス・改善するには、ペパーミントを入れたお茶が有効。また最近では、便秘対策にペパーミントの湿布を行っている医療施設もあります。



【記憶力もよくなる!】

最近の研究では、ストレスを緩和するミントの香りは「思い出すこと」をスムーズにし、記憶を整理すると言われている脳の"海馬"の保護につながることがわかってきました。



松生先生がおすすめするのは、症状別に美味しく楽しめる「ミントティー」。ダイエットや美肌に効く「ペパーミント・グリーンティー」や、ポッコリお腹を解消する「ペパーミント・ジンジャーティー」、フィーバーフュー(ナツシロギク)をブレンドした「片頭痛ストップ・ティー」などを、レシピとともに紹介しています。



素晴らしい効能のあるミントで、心と体をリフレッシュしてみませんか?