ロゴ。それは企業やサービスが消費者に広く認知されるために、必要不可欠となったもの。消費者は企業のロゴを見ることで、その商品やサービスを一瞬でイメージすることができます。



例えば、世界中で「共通の記号と」して認知されているのが、マクドナルドのロゴマーク「ゴールデンアーチ」。たとえ食べ物の趣向が合わない観光地でも安心感をもたらし、「低価格で同品質のハンバーガーが食べられること」を保証するという役割を果たしています。



書籍『思わず話したくなる ロゴの秘密』では、世界中の400以上ものロゴの歴史と誕生秘話を紹介しています。



■ヤマト運輸

例えば、親ネコが子ネコをくわえているビジュアルで知られる「ヤマト運輸」。このロゴは、広報部の社員がデザインを考えていたところ、子どもがその絵を黒く塗った落書きがヒントとなり、いまのものになったそう。プロデザイナーのアイデアというわけではないのです。



■キリンビール

キリンホールディングスの代表的な商品「キリンビール」。麒麟の絵が有名な同商品ですが、この絵柄のなかに「キ(耳と角の間)」「リ(中央、横向き)」「ン(尾の上部)」の隠し文字が入っていることはご存知でしょうか?



■ナイキ

1971年に商標登録された「NIKE」のロゴマーク「スウッシュ (Swoosh) 」。実はこのロゴを作成したのは、当時まだ学生でグラフィックデザインを勉強中だった地元の大学生、キャロライン・デビッドソンでした。そんな彼女はたった35ドルで「NIKE」のロゴを作成したというのです。今思えば、なんともお安い値段です。



今あなたの目の前にあるその商品のロゴには、どんな歴史と想いがつまっているのでしょうか。