WiFi 、3G、4G、プラチナバンド、LTE...スマートフォンのニュースやCMでよく見かける言葉ですが、「なんとなく聞いたことはあるけど、一体どんなものなのか、ピンとこない」という人も多いのではないでしょうか。

ここ数年で劇的に変化したネット環境に戸惑っている人、スマホは持っているものの、使いこなせているかどうか自信がないような人を対象に、ネットの基礎用語を非常にわかりやすく解説しているのが本書『まったくわからない人のためのネットの常識』。

例えば、プラチナバンドは「まるでスーパーマンのような電波です」、LTEの説明では「エブリリトルシングの略ではありません」と言った具合に、どのように便利なのか、親しみやすくかみ砕いた表現で紹介しています。

さて、プラチナバンドは800MHz前後の周波数帯域のこと。山間部やビルの陰でも電波が届きやすいとされ、スマホ環境においては理想的な周波数と言われています。プラチナのように貴重な周波数帯域ということから、プラチナバンドと呼ばれるようになりました。LTEは、Long Term Evolutionの略で、従来の3G通信サービスを高速化したもの。

つまり、プラチナバンドを使ったLTEが、届きやすくて速い「プラチナLTE」というわけです。これからは、スマホの電波として最適な「プラチナLTE」が、主流になっていくと言われています。

テレビCMにより、ソフトバンクのイメージが強い「プラチナLTE」ですが、実はNTTドコモとKDDIは、もともとプラチナバンドを持っていたので、先行していたこの2社の方が、今後の展開も有利と言えます。

2013年度中には、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社とも、対応エリアを広げて行く予定です。「プラチナLTE」が普及すれば、スマホの通信速度は速く、より快適になります。ゆくゆくはインターネットの主役はパソコンから、スマホやタブレット端末に交代する時代が来るのではないか、と考えられているのだとか。

いずれにせよ、携帯各社の「プラチナLTE」をめぐる動向から目が離せません。

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