桜蔭、日比谷、N高…現役で「国公立大医学部」に強い高校の秘密 (1/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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桜蔭、日比谷、N高…現役で「国公立大医学部」に強い高校の秘密

吉崎洋夫週刊朝日#大学入試
※写真はイメージです (GettyImages)

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 学費が安くて合格が難しい国公立大の医学部受験は、コロナ禍でも底堅い人気を示している。多数の現役合格者を出した高校の特徴を紹介する。

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「300万円と3千万円なら絶対300万円です」

 こう語るのは昨年、地方国立大医学部に合格した男性(19)だ。300万円とは国公立大の医学部6年間の授業料。3千万円は私大6年間の学費だ。国公立大の多くは300万円台に収まるが、私大では安くても2千万円、大半は3千万円以上かかる。男性は言う。

「国立大に受かったとき、親は『助かった』と言っていました。弟も医学部志望。私大に行ったら弟の選択肢を奪うことになりかねませんでした」

 人気の国公立大医学部に合格するには、どの高校に行けばいいのか。現役生が多く合格している高校のランキング(大学通信調べ)を見ていこう。
数値は高校へのアンケートを基にした速報値のため、今後変動することがある。アンケートは合格実績のある学校へ本誌とサンデー毎日、大学通信が合同で実施した。総合型・学校推薦型選抜などの合格者を含む(3月31日現在判明分)。卒業生数は全日制のみの数字。協力・大学通信 (週刊朝日2021年4月23日号より)

数値は高校へのアンケートを基にした速報値のため、今後変動することがある。アンケートは合格実績のある学校へ本誌とサンデー毎日、大学通信が合同で実施した。総合型・学校推薦型選抜などの合格者を含む(3月31日現在判明分)。卒業生数は全日制のみの数字。協力・大学通信 (週刊朝日2021年4月23日号より)

 私立では、2位となる61人の合格者を出した久留米大附設(福岡)が注目を集める。合格者数では最多65人の東海(愛知)に迫る勢いだ。現役合格率(卒業生数に対する現役合格者数の割合)は30%で、東海の15%を大きく上回る。

 久留米大附設は私立中高一貫の共学校。卒業生には実業家の孫正義さんや堀江貴文さん、「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に出演する本村健太郎弁護士らがいる屈指の進学校だ。

 白水孝典高校教頭が、医学部に強い理由を説明する。

「特講と寮が要因として大きいです」

 特講とは特別講座のこと。3年生を対象に放課後に2時間開講される。九大英語、東大数学など一日に複数の講座があり、生徒は志望校に応じて受講する。演習形式で、過去問を解いて教師が解説をする。
久留米大附設の授業風景(学校提供) 

久留米大附設の授業風景(学校提供) 

 寮の存在も大きい。1学年約200人のうち約2割が暮らす。午後7時半~11時50分が「一斉学習」という自習時間に充てられる。休憩を挟みながら計210分ある。

 久留米大に医学部はあるが、高校の生徒の多くは国立大を目指す。関西の難関国立大医学部に今年合格した卒業生はこう話す。


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