<鳥越>


■大佐和茶舗
浅草橋駅近くの通称「おかず横丁」は戦火を免れたため、今も多くの看板建築が残っている。店名の下に並ぶ茶筒模様、2階窓の庇や正面上部のタイルなど細かい装飾が美しい。
鳥越 大佐和茶舗 (撮影/写真部・東川哲也)
鳥越 大佐和茶舗 (撮影/写真部・東川哲也)

<神保町>
■小諸そば
神田すずらん通りにはかつて、たくさんの看板建築物件が並んでいたが、その多くは建て替えられてしまった。現存する数少ない看板建築の光風館ビル。

神保町 小諸そば (撮影/写真部・東川哲也)
神保町 小諸そば (撮影/写真部・東川哲也)

<小金井>いずれも江戸東京たてもの園内(※)
■武居三省堂・植村邸・花市生花店
失われていく江戸・東京の貴重な歴史的建造物を移築保存し、展示している江戸東京たてもの園。現在、6棟の看板建築を収蔵。写真の3棟はすべて、昭和2年建造。前面タイル貼りの武居三省堂、銅板の植村邸など意匠を凝らしたデザイン。

小金井 江戸東京たてもの園 (左から)武居三省堂、植村邸、花市生花店 (撮影/写真部・東川哲也)
小金井 江戸東京たてもの園 (左から)武居三省堂、植村邸、花市生花店 (撮影/写真部・東川哲也)

※「江戸東京たてもの園」 住所:東京都小金井市桜町3−7−1 電話:042−388−3300
現在、新型コロナウイルス感染症対策で休園中。通常は毎週月曜日と年末年始休園。観覧料は一般400円、65歳以上200円

(本誌・鈴木裕也)

週刊朝日  2020年5月29日号