白鳳仏の前で、有安さんは手を合わせた。

「穏やかで、ずっと安心感を与えてくれる柔らかな表情が素敵です。どのような経緯で深大寺に伝わったのか。いろいろと想像をふくらませてしまいますね」。

 深大寺といえば、江戸時代より門前に「深大寺そば」のお店が軒を連ね、今もその光景が有名だ。地元では、そばの栽培やそば打ちを通じて、深大寺そばを深く理解する「深大寺そば学院」も開かれる。深大寺の張堂完俊住職が、学院長を務める。

 深大寺そばを食した有安さんに感想を聞くと、「ツルツルとしていて、のど越しが良かったです」と満足そうだった。

山門の前でたたずむ有安杏果さん=アプリコット提供
山門の前でたたずむ有安杏果さん=アプリコット提供

「門前にお店がたくさんあって、女子旅にぴったりのお寺ですね。女子にとって、ご飯屋さんが多いことは必須ですから」

(写真・有安杏果、文・平野圭祐)

※週刊朝日オンライン限定記事

《アクセス》
深大寺 東京都調布市深大寺元町5-15-1 042・486・5511 釈迦堂は拝観料300円。京王線調布駅からバスで「深大寺行き」15分。JR三鷹駅など、ほかの交通手段もある。詳しくは深大寺公式HP(https://www.jindaiji.or.jp/)で。

<写真>有安杏果(ありやす・ももか)/1995年3月15日生まれ。歌手、写真家。0歳から芸能活動を始め、CMやドラマ、MVなどに出演多数。2017年3月日本大学芸術学部写真学科卒業。芸術学部長特別表彰受賞。写真学科奨励賞受賞。09年7月から8年間アイドルグループで活動し、18年1月卒業。19年1月、音楽や写真などを通して表現し伝えていく活動を発表。有安杏果オフィシャルサイトhttps://www.ariyasumomoka.jp/20年3月5日の名古屋公演を皮切りに、全国ツアー「サクライブ2020」がスタート。詳細はhttps://www.ariyasumomoka.jp/special/sakulive2020/
<写真>
有安杏果(ありやす・ももか)/1995年3月15日生まれ。歌手、写真家。0歳から芸能活動を始め、CMやドラマ、MVなどに出演多数。2017年3月日本大学芸術学部写真学科卒業。芸術学部長特別表彰受賞。写真学科奨励賞受賞。09年7月から8年間アイドルグループで活動し、18年1月卒業。19年1月、音楽や写真などを通して表現し伝えていく活動を発表。有安杏果オフィシャルサイトhttps://www.ariyasumomoka.jp/20年3月5日の名古屋公演を皮切りに、全国ツアー「サクライブ2020」がスタート。詳細はhttps://www.ariyasumomoka.jp/special/sakulive2020/

<文>
平野圭祐(ひらの・けいすけ)/1970年、京都市生まれ。毎日新聞社を経て、2004年、朝日新聞社入社。大阪本社社会部記者などの後、大阪企画事業部で「国宝 阿修羅展」「国宝 鳥獣戯画と高山寺」「運慶」をはじめとした展覧会を担当。現在、寺社文化財みらいセンター事務局長。著書に「京都水ものがたり―平安京1200年を歩く―」など。