■猫好きレベル


【レベル1】まだ猫の魅力に気づいていない人、犬派にも読んでほしい一冊。

【レベル2】もっとを知りたい人のための一冊。猫と暮らしたくなります。

【レベル3】猫がいなければ生きていけない人への一冊。猫好きの必読書

■神保町にゃんこ堂
東京都千代田区神田神保町2‐2 姉川書店
平日10:00~21:00、土曜祝日11:00~18:00(日曜定休)

【レベル3】
『みさおとふくまる』 伊原美代子 1600円 リトルモア
畑仕事をするおばあちゃんとピタリと寄り添う猫の姿をとらえた写真集。2011年に刊行され、現在13刷。

【レベル2】
『猫は、うれしかったことしか覚えていない』 文・石黒由紀子、絵・ミロコマチコ 1300円 幻冬舎
エッセイストと画家・絵本作家が、猫と暮らす中で体験したエピソードを共作。うなずき、笑う全59編。

【レベル1】
『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』(1巻) 原作・みなつき、作画・二ツ家あす 570円 フレックスコミックス
不器用なイケメンミステリー作家と拾われた猫が同居する日々を描いた漫画。5巻まで刊行中。

■書肆 吾輩堂
福岡市中央区六本松1‐3‐13
11:00~18:00(月、月が祝日の場合は火、木曜定休)

【レベル3】
『ノラや』内田百けん 724円 中公文庫
庭の茂みからいなくなった愛猫ノラへの思いを延々と書き続ける文豪。2匹の猫にまつわる随筆14編。

【レベル2】
『大佛次郎と猫 500匹と暮らした文豪』 監修・大佛次郎記念館 1500円 小学館
猫好きの大佛次郎が収集した猫グッズ、絵画、本人の随筆、猫と戯れる写真などを掲載。猫への愛情がさく裂。

【レベル1】
『寄りそう猫』 佐竹茉莉子 1200円 辰巳出版
各地で猫と出会ってきた著者が、人と寄りそう猫の心温まる実話を写真とともに紹介。ウェブでの連載から選んだ17話を収録する。

書肆 吾輩堂 (写真=書肆 吾輩堂提供)
書肆 吾輩堂 (写真=書肆 吾輩堂提供)

■キャッツミャウブックス
東京都世田谷区若林1‐6‐15
14:00~22:00ごろ、日曜祝日14:00~20:00ごろ、12月22~29日13:00~19:00(火曜定休)

【レベル3】
『猫たち』 フロランス・ビュルガ著、西山雄二・松葉類訳 1800円 法政大学出版局
猫と暮らすフランスの哲学者が「共同生活」「儀式的なもの」など六つのテーマに分けて猫について考察。

【レベル2】
『ilove.cat』 1500円 リトルモア
角田光代、坂本美雨らクリエーターに猫との生活についてインタビュー。写真や本人の作品を交えて紹介。

【レベル1】
『私はネコが嫌いだ。』 よこただいすけ 1400円 つちや書店
娘が拾ってきた黒猫に翻弄されるお父さん。嫌い、嫌いと言い続けるのだが……。犬派も手に取りやすい絵本。

※価格はいずれも税別

週刊朝日  2019年12月13日号