旅、食、広告、雑誌…読書の秋に「専門図書館」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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旅、食、広告、雑誌…読書の秋に「専門図書館」

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鈴木裕也週刊朝日#読書
 特定のジャンルに特化した本が勢ぞろいする場所、それが専門図書館だ。超ニッチな分野からここで紹介するような身近なものまで、ジャンルはさまざま。せっかくの読書の秋。好みのジャンルの専門図書館で「本との出会い」を楽しんでみては?
【旅の図書館】あらゆる旅の下調べから観光・まちづくり研究のネタまで (撮影/小山幸佑)

【旅の図書館】あらゆる旅の下調べから観光・まちづくり研究のネタまで (撮影/小山幸佑)

【写真】旅、食、広告、雑誌…様々な専門図書館の写真をもっと見る

 専門図書館は本との良き出会いを仲介する「仲人」だ。何しろ、自分の好みの分野の本ばかりがズラリとならんでいる。不特定多数の本との出会いの場である書店や公共図書館よりも、“良縁”の可能性は高いはずだ。

 食に関する資料に特化した「味の素食の文化ライブラリー」の小林顕彦館長は、「特定の分野の希少資料があり、求めている本が探しやすいのもメリットですが、書棚から偶然の“出会い”があるのも特徴です」と言う。

 図書館検索サイト「カーリル」には全国で290館の専門図書館がリストアップされている。良縁を探しに行ってみよう!

■旅の図書館

1978年に設立された「観光文化資料館」が99年に改称し「旅の図書館」となる。ガイドブック、時刻表、古書などの貴重資料に加え、さまざまな観光研究に関する基礎文献を所蔵。厳選された家具をそろえた館内には“もう一歩先の旅の世界”に浸れるディープな資料が溢れる。「ツーリスト」(1913年創刊)、「旅」(24年創刊)はデジタル化され閲覧可能。「旅」連載の松本清張作『点と線』も連載当時の雰囲気で読める。地域情報誌や各エアラインの機内誌なども閲覧可能。
【旅の図書館】各国別のガイド本の横には司書が独自に入手したレア資料も (撮影/小山幸佑)

【旅の図書館】各国別のガイド本の横には司書が独自に入手したレア資料も (撮影/小山幸佑)


東京都港区南青山2‐7‐29 日本交通公社ビル/開館日:月~金10:30~17:00 /休館日:土・日・祝、毎月第4水、年末年始/蔵書数:約6万冊
【旅の図書館】 (撮影/小山幸佑)

【旅の図書館】 (撮影/小山幸佑)


■味の素食の文化ライブラリー
食文化、食材、健康からレシピ、辞書まで食に関するさまざまな資料を閲覧できるだけでなく、貸し出し(3週間)も無料で行っている。江戸期の料理書や元宮内庁主厨長のメニューカード、海外の資料もそろう。専門図書館ならではの「なるべくマニアックな本」を収集しているというとおり、『食物と心臓』『支那草木蟲魚記』など、本棚を眺めているだけで楽しくなる。
【味の素食の文化ライブラリー】「食」の選りすぐり本を多数所蔵1人5冊までの貸し出しも可能 (撮影/小山幸佑)

【味の素食の文化ライブラリー】「食」の選りすぐり本を多数所蔵1人5冊までの貸し出しも可能 (撮影/小山幸佑)


東京都港区高輪3‐13‐65味の素グループ高輪研修センター内/開館日:月~土10:00~17:00/休館日:日・祝、年末年始、図書整理期間など/蔵書数:約4万冊
【味の素食の文化ライブラリー】独自の分類で目当ての本も探しやすい (撮影/小山幸佑)

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