G20サミットで一斉休業中の大阪・飛田新地から安倍総理へブーイング  (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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G20サミットで一斉休業中の大阪・飛田新地から安倍総理へブーイング 

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今西憲之週刊朝日
アチコチで交通規制される大阪市内(撮影/今西憲之)

アチコチで交通規制される大阪市内(撮影/今西憲之)

 G20サミット首脳会議が6月28日、大阪で開幕した。アメリカのトランプ大統領、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領など世界の首脳が一堂に会するサミット。


【写真】G20開催中は一斉に臨時休業となった飛田新地の様子はこちら

 日本での開催は初めてで、大阪は厳戒態勢となっている。

 
突然、交通が遮断された大阪市浪速区恵美須町の交差点付近(撮影/今西憲之)

突然、交通が遮断された大阪市浪速区恵美須町の交差点付近(撮影/今西憲之)

 28日夕刻には大阪名物、通天閣が目の前にそびえる、大阪市浪速区恵美須町の交差点付近は突然、交通が遮断された。



「なんでこんなパトカー、警察がいっぱいなんや」
「えらい人がきはるみたいや」

 付近の人々からこんな声が次々と聞こえてくる。
 大阪市内はあちこちでこのような光景が見られ、まさに厳戒体制だ。とりわけ、トランプ大統領の宿泊先となっている、ホテル周辺は、散歩する人にまで「どちらへ?」と警官が駆け寄る。

 宅配便の車が交差点から、路地に曲がろうとすると2人の警官が駆け寄り、「どこへいくのか」と何度の聞き返し、侵入を認めない。ドライバーは「どないなってんねん」と愚痴っていた。

トランプ大統領の宿泊するホテルの目の前の商店の店主は、こうぼやく。

「道路が封鎖でお客さんが来るにも来れんがな。ええ加減にしてほしい」

ボートに乗って警戒をする大阪府警の警官たち(撮影/今西憲之)

ボートに乗って警戒をする大阪府警の警官たち(撮影/今西憲之)

 その先に流れる「大川」には、2隻のボートが川を厳重に警備していた。
川をまたぐ橋には、10台を超す警察車両が陣取る。
まさに、警察に占領された町である。

 
G20開催中は一斉休業する大阪・飛田新地(撮影/今西憲之)

G20開催中は一斉休業する大阪・飛田新地(撮影/今西憲之)

まだ「遊郭」が独自の文化として残る大阪。最大級の遊郭跡地がある大阪市西成区の飛田新地は、G20サミットの期間中は、休業すると発表した。二番目の大きな遊郭跡地がある松島新地も同様だという。

 そこで28日に飛田新地の現地に行くと、「飛田新地はG20開催のため、6月28日、29日は臨時休業」という大きな看板が立てられていた。

 大正時代から遊郭が軒を並べていた飛田新地。365日、無休で楽しめることで知られていた。

 飛田新地で30年以上営業している遊郭の元オーナーはこう話す。

「昭和天皇が崩御された時にみんな、失礼があってはと休みました。こうやって、全部は休みますなんて、それ以来でしょう」

 

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