小川紗良(おがわ・さら)女優、映画監督。1996年、東京都生まれ。2016年本誌女子大生表紙モデル。今春、早稲田大学文化構想学部を卒業。NHK連続テレビ小説「まんぷく」で主人公の娘・立花幸を演じて幅広い世代の注目を浴びた。現在、読売テレビ・日本テレビ系「向かいのバズる家族」(木曜夜11時59分~0時54分)に出演中。 (撮影/門間新弥、スタイリング/山田梨乃、スカート¥14,000/BELLE、イヤリング¥7,000、リング¥20,000/共にBLOOM/GOODNESS 表参道、その他スタイリスト私物 ※すべて税抜き) 
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小川紗良(おがわ・さら)女優、映画監督。1996年、東京都生まれ。2016年本誌女子大生表紙モデル。今春、早稲田大学文化構想学部を卒業。NHK連続テレビ小説「まんぷく」で主人公の娘・立花幸を演じて幅広い世代の注目を浴びた。現在、読売テレビ・日本テレビ系「向かいのバズる家族」(木曜夜11時59分~0時54分)に出演中。 (撮影/門間新弥、スタイリング/山田梨乃、スカート¥14,000/BELLE、イヤリング¥7,000、リング¥20,000/共にBLOOM/GOODNESS 表参道、その他スタイリスト私物 ※すべて税抜き) 
 

 NHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」で福子(安藤サクラ)と萬平(長谷川博己)の娘・立花幸を演じ、お茶の間に存在感を示した。

【写真】小川紗良さんが登場した「週刊朝日」の表紙がこちら

 小川紗良が週刊朝日の恒例企画「女子大生表紙」を飾ったのは2016年夏。以来、すっかり女優らしくなった。黒いシースルーのブラウス、ブルーのネイル……。いま放送中の連ドラ「向かいのバズる家族」(読売テレビ系・日本テレビ系)で“イマドキ女子”を演じていることもあり、今回の取材では、表紙撮影時とはまったく印象の違う、華やかな姿で現れた。
 ところが、その口から出てきたのは「研究」という、イマドキ女子に似つかわしくない言葉だった。

「インスタやTik Tok(ショートムービー配信コミュニティー)を使っている女の子って、自分とかけ離れているし、今までやってきた役ともまったく違う。これは研究しがいがあるぞ、と思いました。真っ先に行った場所がマルキュー(渋谷109)で、全部のフロアを見ながら、どんな子が来ているか、どんな曲が流れていて、どういう服が人気なのか、観察してメモしました。ふだん買わないようなギャル系の雑誌も購入して、イマドキ女子のメンタリティーを研究しました」

「あまりになじみのない世界で、自分の中に若干のアレルギー反応もありましたが、研究すればするほど共感できるようになりました。毎日毎日、『1ミリでもかわいくなろう、楽しく過ごそう』と一生懸命になっている様子や考え方がポジティブでいいなと思うようになりました。それに、主演の内田理央さんがすごくかわいらしい方で、本当のイマドキ女子なんですよ(笑)。コスメにも詳しいし、インスタもやっているし、考え方もポジティブで。いちばん身近なモデルだなと思い、撮影が始まってからは、実は内田さんを観察し、研究しています(笑)。しぐさとか、使っているものとか」

 その「研究」で、どんな変化が何かあったのか。

「髪形とかアクセサリーとか、メイクさんや衣装さんと一緒に考えながら決めたり、自分で提案したりして楽しんでいます。私が演じるのは“自撮り女子”なので、私もそのメイクなどをSNSでも配信しようと思って、自撮りでカメラに収めています(笑)。写真アプリのフィルターも使ってみたりして。自分自身も、毎日髪形やネイルを変えたりするのがだんだん楽しくなってきました(笑)。プライベートでもマルキューに行って、いままで縁のなかったかわいい系の若めのブランドで服を買うようになりました」

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