現在のビリー隊長(左)と奥様の知子さん 写真提供=ブランクス知子
現在のビリー隊長(左)と奥様の知子さん 写真提供=ブランクス知子

 古今東西、ふっくらとした体をキュッと引き締めたいと願う人は多い。平成の世にもいろいろなダイエットが浮かんでは消えた。三日坊主の女性ライターが回想する試行錯誤の日々。

【写真】痩せる石鹸に初恋スリッパなど…平成にブームとなったダイエットはこちら

 ありがとう、平成。あなたは自分の人生に、たくさんのプレゼントをくれた。例えば、平成元年に1270キロカロリーだった基礎代謝は、この30年間で激しくダウン。今や当時と同じものを食べ、同じ生活をしたとしても、毎日130キロカロリーずつのプレゼントが届く計算だ。

 そんななか、自分の上を通りすぎていった、あんなダイエットやこんなダイエット。海外のお土産にリクエストしてまでほしかった「痩せる石鹸」から、キツイにもほどがある「ビリーズブートキャンプ」の入隊、あまりの重さで居間に運べず、薄暗い玄関でひとり揺られた「家庭用ロデオマシン」まで、健気に取り組んだ自分の姿が、走馬灯のように浮かぶ。

 そんなダイエット「黒歴」史をご紹介。ちなみに現在は平成最後の「糖質制限ダイエット」を実践中で、ほかほかご飯が夢の中にまで出てくる日々だ。「令和」時代まで食い込み確定の「あがり」を目指せ。

■平成2年ごろ
【初恋スリッパ】
かかとがないため、つま先立ちになる「初恋スリッパ」は、総額70億円の大ヒットとなった。主婦の中沢信子さんの発明品で「発明の楽しさを広め、発明人口を増やすきっかけにもなったレジェンドです」と発明学会会長・中本繁実さん

■平成7年ごろ
【痩せる石鹸】
ひじきのような海藻が混じった中国製。泡立ちも悪く、ガソリン臭いのがこわい

【平成7年ごろ】痩せる石鹸
【平成7年ごろ】痩せる石鹸
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