「国を占領されたら自分は反発できるのか」李王家の子孫が書いた歴史小説

2023/04/25 12:30

 大磯の別荘で新聞を開いた14歳の梨本宮方子(まさこ)は、自分が朝鮮の李王家の世継ぎ、李垠(りぎん)と婚約したことを知り愕然とする。日鮮融和を名目にした政略結婚だった。『李の花は散っても』(朝日新聞出版 1980円・税込み)は、皇族出身の方子の生涯を通して、韓国が日本の支配下にあった時代から戦後までを描く歴史小説だ。

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