地球上には豊かな風土に恵まれ、風光明媚な景観が広がる場所があります。連載「絶景さんぽ」では四季折々の風景を紹介します。今回は北海道の斜里町、網走市、紋別市などで見られるオホーツク海の流氷。

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 厳冬期になるとサハリンの東海岸などで海の表面が薄く凍り、流氷のもととなる。流氷は海を漂いながら次第に大きく厚くなりオホーツク海を南下し、毎年1月下旬から2月のはじめに稚内から知床半島にかけて接岸する。シーズン中には網走、羅臼などで流氷クルーズ、知床のウトロなどでは流氷ウォークが開催される。

週刊朝日  2023年3月10日号