「オールド・ボーイ」でカンヌ国際映画祭グランプリに輝くなど、唯一無二の作品で世界中の観客と批評家を唸らせてきたチャヌク監督の待望の新作。本作でもカンヌで監督賞受賞、ゴールデングローブ賞にもノミネート。
刑事ヘジュン（パク・ヘイル）は、捜査のためならどんな労も惜しまず、史上最年少で警部になった厳格な男。ある日、岩山の頂から男が転落死する事件が発生する。へジュンは被害者の妻ソレ（タン・ウェイ）を疑い、容疑者として監視するが、次第に彼女に特別な感情を抱き始める。ソレもまた、そんな彼の想いに気づく。捜査を続けていく中で少しずつ距離を縮めていくふたり。
やがて事件解決の糸口が見つかり、事件は解決したかに思えた。しかし、それは相手への想いと疑惑が渦巻く“愛の迷路”のはじまりだった。ソレは、複雑な過去を背負いながら、刑事ヘジュンと出会ったことで変化を遂げていくのだが……。
本作に対する映画評論家らの意見は？（★4つで満点）
鴻上尚史
鴻上尚史
鈴木涼美
下山進
