【今年の顔】8人組 ダウ90000「賞レースより、お笑いと演劇のつながりを」

　ウサギのように大きく跳ねるであろう2023年の主役は？　週刊朝日が独断と偏見で選んだ人たちの中から、8人組 ダウ90000（きゅうまん）に話を聞いた。

【画像】2023年、各ジャンルの“主役”を予想した100人はこちら（全4枚）

＊　　＊　　＊

　男女8人のメンバーが華麗にボケとツッコミを織りなすダウ90000。平均年齢23歳の若手集団だが、結成からわずか2年の昨年7月、第43回ABCお笑いグランプリ（朝日放送テレビ主催）で決勝に進出。10月に行われた新宿シアタートップスでの演劇公演はチケットが即完売するなど、お笑いと演劇の“二刀流”で快進撃を続ける。

　順風満帆に見える一方で大所帯特有の苦労もあると、ユニットの主宰で脚本と演出の両方を担う蓮見翔さん（25）は語る。

「元は大学の演劇サークルで、これで食っていこうと残ったのが今のメンバーです。8人という大人数で目立つメリットもありましたが、テレビだと尺を守らなきゃいけないので、数分で8人が均等におもしろいことを話すには制約が多くて大変です。8人全員のメンバーを知ってもらうには時間がかかると思いますが、一人ひとりの個性を知るその過程も楽しんでもらえればうれしいです」