太田サトル
11月9、10日に、大阪・サンケイホールブリーゼで行われた純烈コンサート。12月末に卒業する小田井涼平にちなみ、タイトルは「さらば青春の小田井」。涙と笑いに包まれた10日の夜公演の模様をお届けします！
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■新メンバーも登場！ 笑いと涙のステージ
純烈の小田井涼平としては最後の全国ツアー、万感の思いが込められた感動のひととき……とばかりにならないのが純烈だ。
この日、小田井は「ピーター小田井」と名乗り、ピーター・パンを彷彿させる衣装でパフォーマンス。そんななか、なんと来年1月から新たに純烈メンバーとなる岩永洋昭がステージ上に！ そう、ピーター・パンといえば、宿敵のフック船長。岩永はフック船長風の海賊キャラとしてファンの前に登場、ピーターとフックが対峙するなど寸劇的な演出も交えつつ、小田井はまさにピーター・パンのようなワイヤー吊りでのフライングも披露。そして5人が同時にステージ上に並ぶという、まさかのサプライズも実現した。
終盤には岩永から小田井への思いがしたためられた手紙が朗読されるなど、その瞬間ごとに真空パックで保存したくなりそうな、全編笑いと涙あふれる、これぞ“純烈流卒コン”とでもいうべきエンタメ空間がそこに広がっていた。（文／本誌・太田サトル）
※週刊朝日 2022年12月30日号
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