丸山茂樹
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 プロゴルファーの丸山茂樹さんは、賞金王争いでトップを走る比嘉一貴選手(27)の強さについて語る。

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 11月19日に「第25回丸山茂樹ジュニアファンデーションゴルフ大会」(千葉セントラルGC)を無事に開催できました。

 中高生の男女73人が18ホールのストロークプレーでスコアを競い、男女とも中学生が総合優勝しました。男子は渡邉日向(ひなた)君、女子は田村萌来美(もなみ)さんです。

 最近また新型コロナウイルスの感染者が増えているということで、現場のスタッフは最低限の人数にして、僕は現場には行きませんでした。

 それにしても、いまだにこんなにマスクをつけていて、世界一の感染者数って。いったい何なんだろうと思っちゃうんですよね。日米両方に僕は住んでるんで、アメリカはもう、全然コロナに関心がないっていうんです。「みなさん自分で何とかしてください」と。こんなに頑張って国が動いてるのは日本だけかもしれないですね。

 アメリカはもう、風邪と同じ扱いですよ。そういうことを言うと、日本人は「無責任だ」なんて批判されるんですけどね。ただ、自分で開催する試合に関しては、参加者のみなさんに最善を尽くして臨んでもらっています。サッカーワールドカップの会場でも、誰もマスクなんかしてないですもんね。

 今回のカタール・ワールドカップは、事前の国内での盛り上がりはそうでもなかったけど、日本が初戦であのドイツに2-1で勝ったもんだから、一気に盛り上がりはじめましたよねえー。よかった、よかった。

 国内男子ツアーの「ダンロップフェニックス」(11月17~20日、宮崎・フェニックスCC)は、賞金王争いでトップを走る比嘉一貴が今シーズン4勝目、通算6勝目を飾りました。

 2016年のブルックス・ケプカ(アメリカ)に並ぶ大会通算アンダーパー記録の21アンダーをマーク。メンタル的に安定してるし、プレースタイルが非常にドシッとしてて、見てて頼もしいものを感じますよね。

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丸山茂樹

丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表監督を務めた。セガサミーホールディングス所属。

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