料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「いろいろキノコのポタージュ」。
* * *
秋が深まり、あたたかなスープが恋しい季節になりました。キノコをたっぷり使った、風味豊かなポタージュをご紹介しましょう。舞茸、椎茸、エリンギなど、お好きなキノコを使ってお作りください。
材料を用意し、まずは薄切りにした玉ねぎをバターでしんなりするまで炒め、甘みを出します。3種のキノコを加えて炒めたら、飾り用のキノコを少し取り出しておきましょう。
ここにスープの素と水を加え、鍋にフタをして10分ほど中火で煮ます。キノコがやわらかくなったら、いったん火を止め、ハンドミキサーを回してなめらかにします。ミキサーをお持ちでない場合は、あらかじめ材料を細かく切っておくといいですよ。
そして鍋を再び中火にかけます。牛乳を加えて温め、最後に塩、胡椒で味をととのえたら完成です。
仕上げにエクストラバージンオリーブオイルをかけると香りが引き立ち、よりなめらかな口あたりに。バゲットをつまみながら一緒にどうぞ。
(構成/沖村かなみ)
■いろいろキノコのポタージュ
【材料】(2人分) 玉ねぎ1/2個(100g)、舞茸・椎茸・エリンギ各50g、水200ml、スープの素約5g、牛乳100ml、バター20g、塩・胡椒各少々、エクストラバージンオリーブオイル大さじ1
【作り方】(1)玉ねぎは薄切りにし、キノコ類は石づきを取り、一口大に切る。(2)鍋を中火にかけてバターを溶かし、玉ねぎがしんなりするまで炒める。キノコ類を加えて炒め、飾り用のキノコを少量取り出す。(3)(2)に水とスープの素を加え、鍋にフタをして中火で10分ほど煮て、火を止める。ハンドミキサーで攪拌してなめらかにし、牛乳を加えて中火で温め、塩、胡椒で味をととのえる。(4)器に盛り付け、(2)で取り置いたキノコを飾り、エクストラバージンオリーブオイルをかける。
【ワンポイントアドバイス】ミキサーで攪拌する前に、炒めたキノコを飾り用に一部取り出すのを忘れずに。ハンドミキサーもしくはミキサーなどを使って、キノコが細かくなるまで攪拌。
※週刊朝日 2022年12月2日号