高倉健さん(左)と松田優作さん(右)
高倉健さん(左)と松田優作さん(右)

 昭和・平成の日本を駆け抜けた数々のスターたち。天国から呼び出して一度だけ飲みに行ったり、お茶を飲んだりできるとしたら、誰とどんなお店に行って何を話したいか。本誌はネット上でアンケート調査を実施した。その結果はいかに?

【投票結果】天国から呼び出して“飲みに行きたい”著名人ベスト16はこちら

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 堂々のトップは、昭和を代表する歌手・美空ひばりさんだった。戦後間もない時期に9歳から舞台に立ち、「悲しい酒」「川の流れのように」などヒット曲を連発。1989年、52歳で亡くなったが、人気は死後30年以上経つ今も健在だった。

美空ひばりさん
美空ひばりさん

 70代の女性は「子供の頃からずっと、ひばりさん一筋です。様々な歌を多様な声で歌われていますが、どのように歌い分けていたのかを、静かなバーでお訊ねしたい」。別の70代の女性は「六十数年来のファンです。ひばりさんのお好きなおでん屋さんで、『この世に帰って来て下さい!』と言いたい。この言葉以外にありません」。

 若いファンも少なくない。20代女性は「生歌を聞いてみたい」、10代男性は「聞きたい事がたくさんあります。高級焼き肉店で日本史の教科書に載っている事を教えてあげたい」。30代男性からは「音痴を直してもらいたい」という無茶なお願いも。全世代から慕われるカリスマ性はさすがだ。

樹木希林さん
樹木希林さん

 2位は名優・樹木希林さん。50代の女性は「無駄遣いは一切しなさそうな人。コンビニでお茶を買って、その辺りの公園のベンチで、私は他人に強くモノが言えないタイプなので、はっきりしている樹木さんに檄を飛ばしてもらいたい」。別の50代女性は「いろんなことの参考になりそう。和食を食べて、ライフスタイルの話がしたい」。「家飲みで雑談したい」(40代女性)など、庶民的な場が多かったのも特徴だ。

志村けんさん
志村けんさん

 3位は永遠のコメディアン・志村けんさん。40代の男性は「ドリフ世代でもあり、とにかく大ファンです。居酒屋に飲みにいって、生あいーんをやってもらいたい」とリクエスト。40代女性はしんみりと「突然の訃報。亡くなった時コロナでみんなお別れできなかったので、ぽっといなくなってしまった感じがします。長さん(いかりや長介)と一緒に戻ってきて欲しいです」。

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