※写真はイメージです (GettyImages)
※写真はイメージです (GettyImages)

 異色の組み合わせではなかろうか。お茶の間に笑顔を届ける相葉雅紀さんが、9月30日公開の映画「“それ”がいる森」でホラー作品デビューを果たす。演じるのは、怪奇現象が多発する森で得体の知れない“それ”と出遭う主人公・淳一。監督は、「リング」を生んだ名匠・中田秀夫さんだ。穏やかなオーラ漂う相葉さんに“恐怖”というテーマで迫った。

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──ホラー作品への出演は初ですが、今まで数々の心霊ロケに挑み、恐怖体験もお持ちですよね?

 ありましたよ、当時は。金縛りにあったり、写真を撮っても自分だけ写らなくなったり。お祓(はら)いも何回も行ったし。でもそういうスポットに行かなくなってからは、まったくないですね。

 ずっと(心霊ロケは)嫌だと言っていたんですけど、それでも翌週行かされるっていう(笑)。たぶん(嵐のなかで)僕が一番怖がってたからだと思うんですけど、そのときはいただけるお仕事がそれしかなかったから、やるしかないみたいな。

──今作の撮影中に、怖い体験はしましたか?

 森の中の撮影がただただ寒かっただけで、特になかったです。僕がやっているラジオで、「私怖くて見に行けないと思いますけど頑張ってください」みたいなメッセージをいただくことがあるんですけど、ホラーが苦手な人でも楽しめる作品だと思います。

──淳一の息子役の上原剣心さんはジャニーズの後輩で12歳。相葉さんが入所したのと同じくらいの年齢です。

 上原くんは、監督がもう一回もう一回って言うのにめげずにやっていました。あれだけしっかりしていてハングリーなのはすごいなと。当時の僕は、部活の延長で仲間と楽しい時間を過ごしている感じでした。少しずつ責任感が出てきたのは嵐でデビューしてからかな。

──反対に、ご自身が先輩と共演したときの思い出は?

 長瀬智也くんのドラマ(2001年「ムコ殿」)に出演させてもらったことがあって、そのときはすごい甘えさせてもらいました。長瀬くんがご自分の車で移動されていたんですけど、一緒に隣に乗せてもらったりとか、勝手に楽屋に入って待っていたりとか。長瀬くんが壁をほとんどつくらないから、すごく行きやすかったですね。TOKIOのみなさん、優しい方たちなので。

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