9月10日現在、8勝4敗
9月10日現在、8勝4敗

「怖いのは阪神の藤浪みたいになること。その可能性があると思います」

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 某球界関係者は最近のロッテの佐々木朗希を見ていると、そう感じるという。何年も制球難に悩まされ続けてきた藤浪。今年は復調かと思えたが、阪神担当記者に聞くと、「いえいえ。9日のDeNA戦なんて、見てて可哀想になりました」

 1点リードの五回裏、1死二、三塁の場面で代打の打席で暴投して同点にされ、あろうことか再び暴投して勝ち越され、それでも終わらずに四球を与え、その後3連打されてこの回7失点。完全に試合を壊したのだ。

 こんなふうになる可能性が佐々木にも!?

「7月1日の楽天戦で右手中指のマメを潰したあと、フォームが崩れたのかピッチングが変わってしまいました。それまで直球の平均球速は160キロ前後。それが最近、160キロ台は1試合に2、3球。平均球速は3、4キロ落ちてます。直球がシュート回転してしまうことと、コントロールを気にして抑え気味に投げているのでしょう」(前出の球界関係者)

 象徴的な試合が9月2日のオリックス戦だという。完全試合を達成“された”オリックスは、3番・吉田正と4番・頓宮以外はファーストストライクを取られるまでバントの構えをしてプレッシャーを掛けてきた。それでも佐々木は四回までパーフェクト投球。五回に取られた1点が決勝点になったが、完投して1失点。まずまずでは?

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